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偏差値に騙される受験生と甘く見る受験生の失敗【高校・受験】

偏差値は受験の基準の1つであるが重要

はじめに

偏差値表を見て志望校選びをする光景は高校でも大学でも見られる。もちろん、偏差値は重要な過去データーであり指標の1つになるが、間違った見方をする受験生も多い。では、今回は偏差値に騙される受験生と甘く見る受験生の失敗について考えたい。

偏差値を高くしようとする大学

偏差値表は過去のデーターから合否を推測したものである。そのため、予備校系の偏差値表では上位校は問題ないが、中堅以下の大学ではデーターが少ないため判定は曖昧な点もあることを知っておこう。そういう意味では進研模試(ベネッセ)のデーターは信用できる点が多いが教員用の資料を熟読すればわかるが、各学部や学科のデーター人数は少ない。そのため、偏差値表は1種の目安であり絶対的な信用はしない方が良い点である。

そして、受験生が「偏差値の高い大学=優秀な大学」と思い込んでいる以上は偏差値を上げれば勝手に大学のイメージが良くなることがわかる。そのため、各大学は偏差値を上げるための政策を打ち出している。

1.科目数を減らして偏差値を上げる

河合塾など教室などに掲示されている偏差値表には私大であれば2科目か3科目であることが掲載されているが、それでも偏差値が高ければ良い大学と思い込んでいる高校生が多い。

大学名偏差値
関西外国語大学外国語学部英米語学科63~66
京都産業大学外国語学部英米語学科60~62
関西大学人文学部68~71

さて、上記の表を見た際に高校生は単純に京都産業大学<関西外国語大学<関西大学という序列をつくってしまうだろう。ただ、注意して欲しいのは関西外国語大学は2科目(英語+国語)に対して京都産業大学と関西大学は3科目受験である(京都産業は2科目受験も選択できるが)。そのため、科目数に差がある以上は同じ土俵で偏差値を考えてはいけない。

以前、「関西外国語大学は偏差値高いから関西大学より上になる。だから、関西外大を志望します」と真顔で言われたことがある。科目数の違いを言っても偏差値表しか見ていない。当たり前の話だが、科目数が増えるだけで難易度が一気に上昇する点を無視している。

そのため、関西では関関同立・産近甲龍佛以外は2科目受験を多く実施している点から大学の壁があることを認識できる。ちなみに、公募推薦(学校選抜型入試)を利用すれば、関西外大は1科目、産近甲龍は2科目で合否判決ができるため、関関同立が評価される理由もうなずける。同じことは国公立大学でも共通テストで必要な科目数が違うので単純比較してはいけない。

ちなみに、国際学科の高校に行けば関西外大を神格化している印象があったが、イメージとしては1科目~2科目に絞ったが関西大学程度の英語力しかないイメージである。明らかに関西大学など関関同立を狙うべきだが、3科目受験委耐えられていないケースが多い。ただし、関西外大の入試問題は一定レベルの水準で難しい問題が多い。ただ、公募推薦は1問の配点が大きすぎることから力がない受験生も受かってしまうことが多い(センター試験110~120点程度)

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2.一般入試の合格者数を減らす

そもそも、一般入試の合格者を減らしていけば偏差値が上がる仕組みがあります。関関同立は一般入試がメインの入試になります。近畿大学・龍谷大学は以前は公募推薦入試も合格しやすかったのですが、最近は合格最低点が上がっているため一般入試メインになっています。でも、それ以外の私立大学は多く年内で合格者を出しています。

ある大学関係者が、年内の入試で合格者が多く出たために一般入試で調整する必要があると言っていたことがあります。当時は私立大学の定員問題などあり、指定校推薦入試の希望者が殺到したため年内で合格者を出しすぎた結果、一般入試で合否が難しくなっている場合があります。

実際に、同じ大学を受験してもAO入試や指定校推薦入試では明らかに学力がない生徒が簡単に合格できているにも関わらず、一般入試では別の生徒が簡単(前者より成績は遥かに良い)に落とされている場合もあります。

そのため私立大学を受験際には以下の基準で見るようにしています。

分類内容
関関同立一般入試で受験
近畿大学・龍谷大学・甲南大学公募推薦入試も検討するが一般入試がメインの受験
京都産業大学・同志社女子大学
京都女子大学・武庫川女子大学
佛教大学・大阪経済大学
関西外大・京都外大
公募推薦入試がメインに考える
摂神桃追・その他AAO入試~公募推薦入試
その他BAO入試

問題となる分類は「その他B」である。その他Bは、AO入試を実施しているが出願前に「合否内定通知」「出願可通知」がある大学である。これらの大学に関しては、勉強を頑張るのではなくAO入試の受験を滞りなく受けなさいと指導をしている(場合により指定校推薦入試)。そして、これらの大学に進学する生徒の多くは模試を受けているケースが少ないのでデーターが少ない。しかし、学校数で言えば「その他B」に該当する数は多いことは知っておこう。

「その他A」に関しては、AO入試を実施しているが1次選考からエントリー料などを徴収している大学のことである。大概は2段階で試験を行っているが、こちらの方がまだ難易度が高い。ただ、英語・国語が出来なくても合格してしまうため勉強が苦手な生徒は向いている。

偏差値表より問題を見れば納得できる

基本的な関西での私立大学の序列は大きな変化はない。確かに、佛教大学・大経大・大和大学が急上昇している印象を受ける人もいるが、単純に近畿大学・龍谷大学の合格最低点の急上昇による難易度の上昇が影響していると考えられる。

そして、中には近畿大学が受験者数が日本一になったから関西大学に追いつくと真剣に考えている人も多かったが、近畿大学の入試問題と関西大学の入試問題を比べれば難易度が違うことがわかる。正直、関西大学レベルの受験生からすれば近畿大学の長文は長文でないレベルに感じるだろう。その関西大学でさえ、同志社大学や立命館大学と比べれば難易度の差は大きい。

以上のことから、大学の序列を軸に志望校を探してもらう方が良い。目先の偏差値表ではなく、序列から考えて探すのは必要である。とりあえず、難関大学を目指しながら取り組むことは悪くない。

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