![]() | 価格:990円 |
出版社 | 駿台文庫 |
著 者 | 池尻俊也 |
価 格 | 990円(税込み) |
ページ | 240ページ |
評論48題+小説10題、計58題の演習問題を収録された問題集である。1つ1つの本文は短いが、マーク式問題の解き方を学習できる。現代文に自信がない受験生や中学3年生でも学習できる参考書である。
中学生の時から現代文をしっかりと読解している学生は少ない。それでも、何となく(漠然と)問題を解いても、それなりの点数が採れてしまう。さらに、大学受験レベルでも他教科に比べればそれなりの点数が採れてしまう。ただ、それなりの点数のため受験レベルで合格ラインに達しているわけでもなく、ただ漠然とそれなりの点数で終わってしまっている受験生をよく見る。
そんな受験生に『現代文読解標準ドリル』を勧めたい。この本は、①現代文の読み方(解き方)、②マーク式問題の答え方を身につつけることができる問題集である。
もちろん、本文が1~2ページの短い文章で構成されているため入試レベルの実力をもにつけるものではなく、まずは基礎固めをしたい受験生に向いている。そのため、中学3年生から問題を解くことが出来る内容である。
短い文章のため、「何に注意するべきか」「どこを読み間違えたか」が正確に把握することが出来るため現代文の苦手を克服することが出来る問題集である。問題が58題も掲載されていることから1日1題づつ解いていって2ヵ月程度を目安に終わらせると良いだろう。
お取り寄せでしか買えない高級プリン専門店「プリン研究所」はコチラから!現代文は「どれだけ本を読んできたか」「下線部の前後だけ読めば答えが出る」などの間違った情報は多い。もちろん、本を読んできちたことは有利になるし、下線部の前後で正解を見つけるのも基本だろう。ただ、それが通用するのは中堅私大程度であり、難関大学ならしっかりと文章を読む力が求めらている。
現代文は客観的に文章を読み解き答えをみつける試験である。そのため、重要なことは客観的に文書を読むことと答えの導き出し方である。そのため、本書のドリルを使用して多くの問題を短期間で取り組むことで現代文読解の基礎が出来上がると思ってほしい。
1日1題なら負担なく取り組めるが、長期休暇などで時間がある場合や現代文を早く得意になりたいなら1日2題や3題と調整すれば良いだろう。大事なのは現代文に取り組まない期間を増やさないことである。