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オンライン授業は効果的な学習方法なのか?子ども達の学力を考える

オンライン授業は非常事態の手段

はじめに

コロナの影響もあり、オンライン授業・ICT授業が脚光を浴びている。そのため、オンライン授業にすればすべてが解決の様な楽観的な考え方もあるが、果たして学校の世界にオンライン授業を導入するのは子ども達の学力に影響はないのかを考える。

オンライン授業のメリット

オンライン授業がメリットは、①1:1・1:2程度の少人数個別の双方向授業、②受講生の学習意欲が高い、③通学距離に時間がかかりすぎる、④特別な授業が受けられる(海外の授業など)の場合である。

この段階で考えて頂ければわかるが、一般的な小中高生には向かない受講スタイルである。もちろん、学習塾が近くになり地域の子どもの場合はオンライン授業を活用するのも良いだろう。ただ、学校の授業に関して言えばメリットが少ない。

よく考えて欲しいのは、大学受験を指導している予備校では東進を代表されるオンライン授業(一方通行)はされているが、質問を教室内の担当者に出来たりすることや、そもそも学習意欲が高いはずの受験生が集まっているので成立する。文科省がアクティブラーニングや新しい学力を言っているが、グループ学習・調べもの学習・プレゼン・ディスカッションを実施しているのは小中校の学校ばかりで予備校では人数の差はあるが講義形式か少人数(個別)形式ばかりである。

では、なぜ予備校は従来の方式から変更しないかと言えば、受験合格するためには一番効率が良い方法のためである(*合格実績を上げることが最も優先するため)。では、オンライン授業に簡単に導入するのは?コロナ感染症防止のためのパフォーマンスが1つだろう。コロナ感染が怖いと言いながら、体育はマスクなしで当たり前(マスクしてもできる競技はあると思うが…例年通りから変えれば…モルックでも良い気がする)。学校が休校になっても部活動は当たり前のようにする(短縮授業でも部活動の時間は減っても実施している)。このことから本気度が低い対応にしか思えない。2つ目にオンライン授業が導入して儲かったのが業者である。機材導入からアプリの販売まで販売チャンスの様に考えている。そのため、学校が子どもに使う費用が増大している。タブレットを高校では自費購入させているが4万~9万程度の負担がかかる。一方で、小中学生は学校から貸し出しをしているが4万~9万×生徒数の税金が使用されている。そもそも、自費購入ならアプリや閲覧制限などは家庭の判断に任せるしかないだろう。だから、業者は良い点ばかり主張して、デメリットは見て見ぬふりをする。あくまで、タブレット本体価格でありアプリ費用などを入れると多額の資金だろう。公立高校では修学旅行1回分ぐらいの費用が依然と比べてかかることになる。

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オンライン授業のデメリット

電子機器(インターネット)の不安定さや友達との交流ができない以外にオンライン授業の最大のデメリットは学習意欲が高くないと効果は期待できない点である。

教室で授業をする場合は、教師は全体を見ながら怪しい動きをしていないかも確認する。もちろん、通常授業でも全員が真剣に勉強に取り組んでいるとは限らない。ただ、オンライン授業の方が抜け道が多い点である。

そもそも、ノートを書いているかどうかも判断できない。実際に、板書しながらノートの書いている箇所で緩めたり、早めたりするのだが手元が見えない。そのため、集団での授業になると目線だけが頼りになってしまう。ただ、そもそもオンライン授業でやるならノートをとる必要があるのだろうか?スクショをすれば良いのではないか?タブレットを購入させたり配布させているなら、それで十分に思える。

また、手元が見えない以上は携帯電話を触っていても気づかないだろう。画面を40分割すれば1人1人の顔は把握できても細かな点は気づかない。そのため、今まで以上に内職が容易になる。もちろん、授業中に騒いで中断することもないので授業自体はスムーズかもしれないが…。

昨年度、コロナにより休校になった際に大手予備校などが模試をネットで受験できる時があった。でも、現代文や英語はどのように線を引くのだろう?それが大事なのに、ただ英文・現代文の問題だけ渡されて解け!は意味のない模試に感じた。同じように授業もオンラインより目の前の方が効果的な学習ができるだろう(*意欲高い生徒はどちらでも大丈夫)

そもそも、政府(地方公共団体)の会議や会見をオンラインで実施していない理由は何?偉いさん達はオンラインより直接の方が効果的と考えているにも関わらず、子ども達にはオンライン授業を勧めるのである。この矛盾が解消されていないにも関わらず急いでオンライン授業を導入する意味は何だろうか?

オンライン授業の問題点は直ぐには分かりづらい点にあります。ただ、地味に子どもたちの学力を下げていく要因になります。気づいたときには勉強が遅れている可能性は否定できません。学力格差が広がる懸念は残ります。

もっとも、会社はコロナ感染者がでても会社を休業にしないにも関わらず、学校だけが学級閉鎖に追い込まれる点からも矛盾だらけです。本当に、オンライン授業を活用している学校はどれくらいあるのでしょうか?GIGAスクールと言いながらパスワードは全員一緒ということが露呈したように、理想と現実が乖離している点に不安を感じます。

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