勉強量の考え方
どれだけ勉強したかを測定する方法で時間というものは非常にわかりやすい存在です。そのため、学生や保護者の中には勉強時間を増やせば学力が伸びると考えているかもしれません。もちろん、勉強時間を増やすことは必要です。しかし、勉強時間を増やしただけでは簡単に学力は上がりません。これは、誰もが経験していることかもしれませんが、同じ勉強時間のはずが、いつもAさんより点数が低いことがなかったでしょうか?それは、勉強時間が足りないのではなく、勉強量が足りないだけかもしれません。
大学受験指導の場合が顕著になりますが、「Aさんは500字長文を30分で読むことができる」のに対して「Bさんは500字長文を60分で読む」場合に両方が同じ時間を勉強していてもAさんの方がBさんより2倍勉強していることになります。そうすると、当然Aさんの方が成績が良くなるのは当然です。同じことは中学生にも当てはまり、計算速度が遅いと解ける問題数が大きく異なります。当たり前ですが、解いた問題数が多い方が定期試験で点数が高くなる傾向にあります。そのため、小学生から計算問題を多く取り組む理由は勉強量を増やすことを目的にしています。
このことから、勉強時間も大事ですが勉強量を増やす学習方法を身につけることが大事と言えます。そして、勉強量も勉強時間も多い生徒は一気に学力を伸ばすことが可能です。ただ、忙しい学生にとって限りある時間を有効に使うためにも勉強量を意識して学習してみてはいかがでしょうか?
ただ、勉強量を増やすためには勉強時間も大事になりますが、どうすれば勉強量が増えるかは別記事で書きます。