大学入試は個別の対策が必要になってきます。そのため事前に出題傾向や対策などを知っておく必要があります。科目の概要とポイント、そしてお薦めの参考書を紹介していきたいと思います。
まずは、関西大学の英語について概要を知っておきましょう。
時間:90分
点数:200点満点(正式に公表されていないが各4点だろう)
難易度:長文読解中心であるが標準並みであり癖は少ない
目標点:156点
大問 | 問題数 | 目標点 |
Ⅰ(A) | 5問(20点) | 20点 |
Ⅰ(B) | 6問(24点) | 24点 |
Ⅱ | 22問(88点) | 60点 |
Ⅲ | 17問(68点) | 52点 |
各大問ごとの対策
関西大学では実際のテストで70%が合格ラインであると説明会などで言っていることが多いが実際は72~73%は確実に必要だと考えています。そのため、上記の156点は問題の内容から考えて十分点数が採れるので目標点に過去問で到達するようにしましょう。数年前から過去問で140点程度(70%)の得点率の受験生が合格しづらい印象がある。そのため、80%弱は確保したい。
関西大学の英語は長文主体の問題構成になっている。だからと言って、英文法の手を抜いてはいけませんが、長文読解ができなければ合格はありません。800字程度の長文であるため、産近甲龍の長文ができたからと言って関西大学の長文がとけるわけではありません。
では、何が必要かと言えば、①語彙力・②速読力が重要です。幸い、複雑な英文が出題されることは少ないので(*当たり前だが共通テストと比べて難しい)、文章を読む力があれば点数は伸びます。
ただ、注意してほしいのは関西大学の英語はそれなりの学力があれば点数はとれます。ただ、120点から140点への壁と140点から160点の壁が厚いだけです。文章がある程度読めることを考えればミスや読み間違いなどでつまらない減点を防ぐ必要があります。そのため、演習量は多めにして取り組むようにしてください。
このことを考えれば以下の参考書を薦めます。ただし、産近甲龍レベルに達している受験生が取り組むべき内容もあります。
単語帳・文法などは類似の難易度のものであれば問題はありません。特に重要いなるのは関西大学の英語かもしれません。ただ、できれば現在発売されている問題集より1つ前の版を取り組んでほしいです。過去3年分の問題も掲載されていることから一気に問題に取り組もうと思った際に既にやったことがあるというケースが出てきています。
そして、最大の難点は長文読解が重要であるが、このレベルに達すると解説が不十分(ポイントのみ)な場合が多いです。わかっていれば問題ありませんが、わからない点・見落としている点も発生します。できれば、誰かに教えてもらいながら問題を解いた方が効率的かもしれません。もし、独学であるなら速読慣れ・設問の解き方を意識してください。