中学生英文法を基礎から応用まで解説をしています。授業等で使用した内容なので例文は省略されていますが、英文法を理解するには丁度良い難易度の内容になっています。step upでは高校範囲の内容も書かれているので、余裕がある中学生は覚えておいても損はありません。
中高生が苦手とする内容が関係代名詞になります。関係代名詞は2つの文章を1つにまとめるために使用するものです。ただ、どの関係代名詞を使用するのか?主語が省略?目的語が省略?関係代名詞が省略?など中高生にとって理解に苦しむ点でもあります。
まず、例文で確認すると①I know boyと②Boy lives in Tokyoの2つの文章を1つの文章で言いたい時に使います。別々でいいやんと思うかもしれませんが1つにする必要があります。
ただ、問題があって文型を理解したように1つの文章では第1文型~第5文型に分類されます。そのため動詞は1つしか使用しません。ただし、関係代名詞を使用するれば動詞を更に1つ使用できます(*逆に関係代名詞を使用して動詞が1つなら何かがおかしい場合があります)
結果、I know boy who lives in Tokyo.になります。動詞がknowとlivesになります。そして、関係代名詞の前の名詞を先行詞といいwhoの主語はboyなので省略されますがlivesとして3人称単数のsをつけます。
この関係代名詞について学習します。何となく理解できても英作文などで苦戦するのでしっかりと覚えましょう。
まずは、主格の関係代名詞になります。主格の関係代名詞は名詞に詳しい説明を加えるために使用します。そのため先行詞と関係代名詞の主語は同じであるため省略されることが多いです。
まず使い分けですが、whoは人に対して使用する一方でwhichはものに対して使用します。それだけであれば難しくはないのですが、thatは人にもものにも使用できる関係代名詞です。結果、中高生の中には関係代名詞で困ったらthatを書いとけば合うだろうという発想になってしまう生徒がいます。まだ、入り口段階なので、基本をしっかりと理解してください。
目的格の関係代名詞は一見すれば主格と何が違うのか?と考えるかもしれません。どちらも先行詞の内容を説明しているのですが、よく見れば関係代名詞の後ろに主語があります。目的格では先行詞と関係代名詞の主語は一致しません。一方で、関係代名詞の中の目的語がないことに気づいたでしょうか?ここに先行詞が省略されています。
目的格の関係代名詞は「which」「whom」「that」の3種類でしたが、最近はwhomの代わりにwhoを使用することが多くなったためwhomを使用するのは少し古い印象になっています。
まだまだ、関係代名詞の入り口ですが基本はしっかりと覚えてください。