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東京の都立高校(公立高校)でスピーキングテストが導入されるが英語学習で必要なことなのか?

はじめに

2023年度(令和5年度)入学者選抜から中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)が導入されるが、学力検査と調査書点が1000点満点に対して20点満点のスピーキングテストが課せられる。都立公立中学生の3年生(約8万人)は9月から10月にかけてタブレット端末に解答音声を録音する形式で試験がある。そして、未受験者は不利にならないように学力検査から見込み点をつけるが果たして英語学習で必要なことなのか?

英語4技能は必要なのか?

共通テストで外部試験が導入しようとして中途半端な形になり中止になったが、採点の難しさ(公平性)や受験生の負担など問題点が多く抱える中で、そこまで4技能を鍛える必要があるのだろうか?

よく考えればわかる話であるが、従来はリーディング・ライティングが中心であった英語学習にリスニングとスピーキングが追加されたが、英語の授業時間数が大幅に増加しない限りは何かを削減しないとリスニングとスピーキングに時間を割くことができなくなる。実際に、共通テストで英語外部試験が導入される可能性があった際には、英語教員の中にはスピーキングやリスニングに授業時間の多くを割いて…さらに毎日放課後には音読させられて(担任が指導)…かなりの時間を割いていたが英語力は上昇していなかった。

確かに、日本人は海外でのコミュニケーションが下手と言われるが、それは国民性も大きいのではないだろうか。たとえ、言語が話せたとしても欧米の様な振る舞いはしないだろう。そもそも、海外留学などの支援が不十分な状態であるので英語4技能を鍛えると言っても難しいだろう。海外に留学する大学生も多いが、でも費用面や面倒な点から海外留学に行きたくない大学生も多い。まぁ、どちらかと言えば明るい性格の人が留学を行きたがっている気もするが…。

そもそも、英語が話せることが必要と言っているが、今の日本の最大の貿易国は中国であり、東南アジアなどの需要は高まるだろう。それにも関わらず、英語が世界基準だから話せる必要があると考えるのは早計に思える。

スピーキングテストの矛盾

東京都が実施するスピーキングテストはタブレットに話すだけで会話でさえない(G-TECと同じような?)。それを試験に入れるのはどうかと思うが、採点は必ずしも公平にならないだろう。もちろん、基準は決めているが公平な採点は難しいものである。ただ、20点しかないことを考えれば本気なのか実験なのか疑問に感じる。実は、このスピーキングテストは英検などでも不満があるが数分間の面談で何を判断しているのか不明である(公平性の問題で)。更に、イギリス英語?アメリカ英語?オーストラリア英語?どれを話せばよいの?何が正しいかわからないはずである。日本語でも地域によって話し方が変わるのだから…。ただ、日本語の場合は標準語と言えるが英語は国によって微妙に違うけど…。

実際には、中学生が話す発音だからそれほど流暢ではないのでしょうが、それでもスピーキングテストを導入する理由は何でしょうか?最近の学校教育は何か変えればよいと思っていることが多くて本質的な問題解決には取り組んでいないように感じます。

国際という言葉が流行して多くの大学で外国語系大学を新設したのが2000年前半です。同じく、情報という言葉も流行しましたが(ITバブルの影響で1999年頃~)。その時より、勉強面では深刻になっています。よく言っているのが、「6歳のアメリカの男の子でも英語を話せます。でも、この子は大学の授業で単位は修得できないでしょう。」、海外に留学しても正規授業より留学生用の授業ばかり受けているケースがあります。結果、白人の彼氏をつくってくると言って、大概は韓国や中国の彼氏ができたと紹介されます。本人が幸せだからよいのですが、そこから留学時の雰囲気がわかります。

無理に新しいことをするのではなく、今ある制度から変えれば良いと思います。例えば、中高生に短期留学の援助(*遊びの場合も多いですが)やzoomなどを使用したオンライン授業の一般化(*学生は注意がいるかもしれませんが)、または簡単な入試制度を廃止するだけでも学習意欲を高くできます。

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