POINT1 関西大学一般入試(文系)の配点
入試の種類 | 英語(配点) | 国語(配点) | 選択科目の配点 |
全学部入試 | 200 | 150 | 100 |
同一配点方式 | 150 | 150 | 150 |
【受験生に大きな影響がある変更点】
【変更による受験生への影響】
全学部入試の拡大(ほぼ学部別の廃止)により、従来は同一学部は最大で4回の受験機会に対して、2021年度入試は6回も受験が可能となった。これにより、従来、同志社・関西学院・立命館・甲南大学の受験日程と重なるために受験できなかった層が受験してくる可能性が高い。また、関西大学を本命とする受験生にとって6日受験する可能性が高く大幅な受験生の増加は避けられないか?
POINT2 志願者数減少=難易度の低下は間違い
志願者数の減少は合格最低点を下げると思いたいところであるが、実際は合格最低点が上がるなど志願者数の増減で一喜一憂すべきではない。指定校入試の利用者増加や補欠入学の導入(2年前から開始)などの要因により読み切れないのが現状である。ちなみに、補欠合格は5点程度足りない受験生(*結果的に繰り上げ合格はなし)にも通知されるように大学側も歩留率が読めていないのが現状である。そのため、志願者数の増減は深く考えなくて良い。
POINT3 合格最低点を超えるかを考える
合格最低点は赤本や要項に掲載されている点数を超えれば良いと考えるな!
赤本や要項に記載されている合格最低点は平均点調整後の点数であり、実際の点数ではない。
【合格するために必要な得点率(実点数)】
関西大学は得点率70%~72%を言うが、実際は75%以上を目指せ
関西大学の入試説明会では得点率が70%程度と説明しているが、実際に受験した受験生の感覚では70%では合格できない(学部により難易度も変わる)。過去問演習で75%程度を安定的に採れていれば合格できていると感じる。そのため、受験生の目標は75%以上とすれば良いだろう。
【過去問演習の時期は?】
関西大学が本命であれば過去問3年分は取り組んで欲しい。ただ、学力が伴っていない状態で過去問に取り組んでも効果はないため、遅い場合は11月頃に週末を中心に取り組めば本番の入試まで間に合う。余裕がある場合は、8月頃に1回目を解いて、12月に2回目を解いても効果的といえる
POINT4 併願校をどうすべきか?
関西大学を本命としている場合は以下の大学が併願した場合に入試形態が近いため負担を少なくできる。
滑り止めに関して、本命を重点的に学習したい時期に個別対策をする時間は無駄である。そのため、関西大学を受験する場合は上記の大学を併願した方が効率的である。そして、龍谷大学と近畿大学のどちらを受験するかは最後は日程か相性かの問題である。実際、出願期間に入ってから龍谷大学から近畿大学や近畿大学から龍谷大学に変更した生徒も多い。要は、特にこだわりがない場合は入試直前に本命の学校以外に時間を費やさないということである。
◎最後に…
Blogの練習用に受験関係の内容を記載していきます。掲載ペースは定期的に行う予定ですが、閲覧者数などを考えて記事を掲載していきます。受験指導をしてきた経験をBlog閲覧者と共有できれば良いなと思っています。