難関大学を受験する高校生にとって悩ましいのが部活動の引退時期になるかもしれません。果たして、部活動と受験勉強を両立することは可能なのか?
部活動と受験勉強を両立するために必要なことは高校の授業内容である。なぜなら、進学校や特進系のコース以外では受験に必要な全ての内容を教えるわけではありません。準進学校であっても受験レベルの内容で授業をするとテスト範囲が広がり過ぎるため平均点が大幅に落ちるため、全ての内容を教えることが少ないです。つまり、進学校や特進系のコース以外では授業外で受験対策の勉強をする必要が出てきます。さらに、中学範囲より覚える内容が多くなる高校範囲では受験レベルまで到達するのは時間を費やす必要があります。
つまり、進学校や特進系のコース(*ただし授業が詰まっている場合があるので部活に参加できないケースがある)以外では難関大学を目指すために、授業外で時間を確保する必要はあります。そのため、部活と難関大学の受験勉強の両立が難しくなります。特に、国公立大学では科目数が多いため両立はさらに難しくなります。
お名前.com高校1年生や高校2年生までなら部活動を優先しても問題ないと思います。特に、高校入学後から受験勉強を本格化する高校生は少ないでしょう。そのため、授業や定期試験を中心に頑張れば良いでしょう。しかし、問題となるのは引退時期かもしれません。
体育会系であれば6月~8月に引退時期を迎えるでしょうが、文化部であれば8月~10月に引退を迎える場合があります。さて、問題となるのは、どのタイミングから受験勉強を優先することができるかです。高校2年生までは部活動優先でも問題ないでしょうが(*国公立大学なら大変かも)、高校3年生であれば部活と受験勉強の狭間で悩まされます。単純に平日2時間~3時間ほど部活動をすれば、他の高校生より2~3時間の勉強が遅れることになります。
もっとも高校2年生まで取り組んだなら最後まで部活動をしたい心情もわかります。でも、部活動によっては受験に対する理解を示さない場合もあります。では、部活動と受験勉強を両立させるにはどうすれば良いのでしょうか?
まず、難関国公立大学を目指すのであれば高校3年生になるまでが勝負です。例えば、特進系コースの中には高校3年生は文化祭に参加させないケースがあります。文化祭さえ参加できないことから部活動との両立が難しいことがわかります。ただ、進学校へ行く力がある場合や負担が少ない部活なら両立は可能でしょう。そして、難関私大であっても高校2年生までに取り組める内容は取り組むようにしましょう。例えば、英単語や漢字などを全て覚えておくなど高校1年生から少しづつでも受験勉強に取り組んでおけば良いだけです。ただ、これが難しいのは間違いありません。
以上のことを考えれば、早い段階から計画的に受験勉強をするなら部活動との両立は可能です。一方で、部活をしていないから勉強に集中できるは間違いです。結局は、本人がどれだけ受験に向き合っているかが大事です。