• 受験に必要な知識や参考書の評価を公開

観点別評価の導入は宿題を増加させ生徒の学力を伸ばさなくなる可能性がある

宿題の多さを考え

はじめに

「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」による評価方法がつけられる様になりましたが、従来の定期テストを頑張れば成績が良くなるのではなく平常点が重要になってきます。ただ、このことで学生の学力が潰される可能性もあります。その可能性について考えてみましょう。

宿題の功罪

「主体的に学習に取り組む態度」を評価する際にどの様に評価するべきでしょうか?単純に授業態度や取り組みを評価すると考えるかもしれません。ただ、授業態度をどの様に評価することができますか?私語や睡眠など減点はできても、普通に授業を聞いてノートをとっている生徒ばかりなら優劣は決めれないでしょう。そのため、一番手っ取り早いのはレポートや宿題を課すことになります。

ノートをとる基本は授業内容を書く(板書)ことと、欄外などに自分の知らなかったことや必要な情報を書いていけばよいのですが、場合によっては「主体的に学習に取り組む態度」の点数を稼ぐために敢えてノート一杯に授業内容を書き込む生徒がいても不思議ではありません。でも、これは不必要な情報を増やしているので無駄な作業ですが、ノート一杯に書いていることを評価する教員もいるでしょう。

また、意図的に宿題を課すなら問題はないのですが平常点のために宿題を課すことが問題です。計算速度を上げるために問題を多く解かせることが大事かもしれません。ただ、多くの宿題が平常点のために課している場合も多いです。さらに問題なのは、教科間の調整はないので学生に負担があるレベルで宿題を課している学校もあります。結果として、作業として宿題をしているだけで学力を身につけていないケースがあります。その場合は、宿題をいくら取り組んでも学力に結び付いていない場合が多いです。

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受験生には負担になる宿題

宿題は勉強をしない生徒には必要かもしれませんが、受験勉強をしたい生徒にとって負担でしかない場合があります。例えば、作業的な宿題や受験科目ではない科目の宿題など受験勉強の時間を削って取り組まなくてはいけない場合があります。そのため、準進学校など国公立大学を目指すつもりであった高校生が宿題ばかり取り組んでいて受験対策ができていない場合があります。特に科目数が多い国公立大学では致命的になります。

この点は考え方次第ですが、「10人生徒がいて平均的に60点にする」か「10人生徒がいて5人80点にして5人が40点にする」のどちらが良いかです。前者にするなら宿題を多く課せば良いでしょう。そうすれば、ある意味で落ちこぼれを出さないために良いと判断するかもしれませんが、ただ伸ばせる生徒も伸ばせていないことに気づいていない場合があります。さらに言えば、宿題が多くなればなるほどドロップアウトする生徒も増えていきます。もう、平常点を諦めて進級できれば良いと考える生徒も多いでしょう。そのため、場合によっては伸ばせる生徒だけを気づかないうちに潰している点があります。

以上のことを考えれば、適切な宿題の量は難しいかもしれません。ただ、その生徒に必要な課題を出すなら問題はありませんが、実際には点数をつけやすい課題の出し方をしているケースが多いです。そのため、観点別評価は推薦入試だけを考えた制度と考えても仕方がないでしょう。

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