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和歌山県の私立高校による授業ストライキから考える生徒のための学校は?【教育コラム】

ストライキを否定的には考えない

はじめに

歌山県日高川町にある私立高校で5月11日に給料未払いを理由として3日のストライキに入った。ただ、実際には1日だけのストライキになったが、行政指導として授業を再開させたがストライキは生徒の将来に悪影響なのか?

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労働者の権利を守れない行政が危ない

公務員にはストライキ権がありません。これは戦後の混乱期にGHQの指示によってストライキ権(争議権)がはく奪されたのですが、私立高校は公務員ではないのでストライキを実施することは労働者の権利です。それにも関わらず、和歌山県は生徒たちに影響がある正な授業時間を確保するよう文書で指導する愚策をしてしまいました。

この点から考えるに、「教師は生徒を第一に考え全てを捨てろ!」と言われているのも同じではないでしょうか。そもそも、給与の支払い遅延した上に適切な説明がなかったことが今回の問題点です。間違ってはいけえないのは、給与を上げろとストライキしたのではなく、給与の支払いを求めてのストライキになります。教員数は知りませんが、中には新卒などであれば給与=生活費の先生もいてもおかしくありません。それなのに生徒本位の授業時間の確保を求める辺りは行政のいい加減さがわかります(*指導する側は確実に給与は貰える)

そもそも、気持ち的に生徒に影響があるストライキはしたくないでしょう。ただ、一番影響があるタイミングでストライキをしないと意味がない点と教員のモチベーション低下につながります。それなら教員ではなくボランティアすれば良いのではないでしょうか?

まず、皆さんが勘違いしているのは頑張る先生が凄いと思うかもしれません。確かに、私自身も生徒のことを考え休日なし、帰宅時間遅いは当たり前の生活をしていました。しかし、そうすると後継者がいなくなります。結果として、その人が抜ければシステムとして崩壊させてしまうような先生は、一見すれば凄いと思っても長い目で見ればダメな先生かもしれません(自分自身も反省です)。それは一般企業でも残業代なしでサービス残業・日曜出勤を強要する上司がいればどうですか…。

結果、ストライキは労働者の権利である以上は行政が指導するのは間違いである。また、高校の許認可は行政側なのにチェックの甘さが今回の事態を引き起こしたのだろう

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適切な授業時間とは?

行政が適切な授業時間を求めたことに対して、適切な授業時間とは何を意味しているのだろう?と考えてしまった。何をもって適切な授業なのか?単純に授業をすれば適切と言えるのか?わざわざ、労働者の権利まで制限してやるべきことでしょうか?以前は、明浄学院高等学校が土地を巡る不正取引で問題となり学校法人明浄学院は民事再生法が適応され藍野大学のグループとして再スタートすることになりましたが、今回の和歌山南陵高等学校の将来は万全ではないでしょう。

ただ、ストライキ以前から寮生活でのガスストップや食事など問題が出ていた点で仕方がないことではないでしょうか。それにも関わらずに、適切な授業とは?寮生が風呂に入れない(銭湯に行かないといけない)などより授業が大事ですか?まずは、健全な学校運営に戻すことが先でしょう。

授業時間とかもっともらしいことを行政が言いますが中身は検討したことありますか?また、全日制では学校に通う必要がありますが通信制では年間数回のスクーリングとレポートで全日生と同じ高卒資格がとれます。そのため、「生徒本位」と簡単に言いますが、実際には目に見えないものには蓋をしている印象はあります。

結果、私立高校であってもかなりの税金が導入されているからこそ、しっかりと許認可権がある行政が監視体制をもっておくべきです。それを怠るから、今回の問題に発展したのではないでしょうか。そうならないように事前に確認・指導しておくことが「生徒本位」であると思います。

ただ、在校生は大変なのは間違いないが、ストライキ以前に兆候があったから仕方なしなのかな

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