関関同立の中では一番入りやすい大学ではありが、それでも難易度が高く64~71程度の難易度になっています。個別入試がなくなり全学部に変更されたことにあり受験機会が増えた一方で、受験スケジュールの難しさがあります。特に得点調整が鍵を握るでしょう。
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関西大学の入試広報が解説している実点数70~72%は信用できない。得点調整の関係で75%以上は確実に採れるようにする必要があります。
関西大学の基本的な試験情報が以下の通りである。日程に大きな違いはないが、前半の試験と後半の試験で現代文と古文で記述問題があるかないかの違いはあります。
配点 | 150点 |
時間 | 75分 |
問題構成 | 大問Ⅰ 現代文 大問Ⅱ 古文 |
関西大学の現代文には傍線部が存在しません。そのため、傍線部の前後を読むだけで問題を解いている受験生は根本的に勉強の仕方を変えなくてはいけません(*そもそも傍線部の前後だけ読んで問題を解くのは間違いですが)。また、関西大学では前半3日間の日程は現代文・古文に記述問題があります。現代文では内容が問われる問題(50字程度)であり、古文は日本語訳になります。これらのことを考えると文章をしっかりと理解して問題を解いていくしかありません。ちなみに、記述式の問題があるかないかで難易度が異なることはありません。ただ、漢字の書き問題が2題出題されるため、しっかりと対策をしておきましょう。
残念ながら、配点は不明です。そのため、点数に対して問題数は少ないので凡ミスでも問題を間違えると大きく差がつくことがあります。特に漢字を書く問題が出題される日程は通常の漢字問題も出題されるため必ず全問正解しておきましょう。
現代文は本文読解だけでなく選択肢の問題を解く力が必要になります。何となくであれば文章を読むことはできるのですが、その様な曖昧な読み方をしていると選択肢で間違えます。関西大学の国語は選択肢が上手く間違えやすい様につくられているので注意がいるでしょう。また、古文に関しては主語をしっかりと把握して文章を読む訓練をしておきましょう。全体の配点は不明ですが、場合によれば古文が思った以上に点数が高い可能性もあるのでしっかりと点数を採りましょう。
Xserverドメイン関西大学の国語は共通テストよりセンター試験のタイプに近いかもしれません。ある程度文章を読む必要があるだけでなく、マーク式の問題を外すわけにはいきません。一方で、記述式問題にも対応する必要があるため、それなりの参考書を使用した方が良いでしょう。
ある程度学力がついた後に使用した方が良いでしょうが、『入試現代文へのアクセス 基本編』は関西大学の基礎を学習するにおは丁度良いでしょう。
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どうしても記述式対策が必要がありますが、記述式問題を解くためには文章をしっかりと把握しておく必要があります。そのため、『得点奪取現代文記述・論述対策』が丁度良いでしょう。
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実際には、上記以外も過去問演習などで多くの問題に触れますが解き方をしっかりと理解しておく必要があるでしょう。
古文に関しては文章を読む練習を早めにした方が良いでしょう。そういった意味では、『マドンナ古文』から勉強を始めた方が良いでしょう。もちろん、細かい文法は必要になってくるのでしょうが何より文章を読みながら勉強することを意識しましょう。
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ただ、『マドンナ古文』は基本的な内容なので設問を解く学習のためにも『共通テスト古文 満点のコツ』が丁度良いかもしれません。実際に、この2冊+古文単語帳を徹底的に仕上げれば関西大学に合格した受験生もいます(*時間がなかったので2冊に絞った)
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紹介した参考書だけが有効という訳ではありませんが、関西大学を目指している受験生にとっては丁度良いさんっ高所になります。繰り返し問題集を解くことで得意科目にしましょう。