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中学生や高校生の部活動の強制入部から考える子どもにとって最も良い発達は何か?

部活動の強制入部は意味がある?

はじめに

教員の仕事負担軽減などで部活動を地域に一部委託する動きが出てる。それと同時に、中学校などで部活動が強制しているケースも問題視され始めている。では、この部活動の強制入部から考える生徒の発達の問題を考えてみよう。

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部活動を強制入部させる理由

まず、多くの学生や保護者、教員でさえ知らない人もいるのですが部活動は教育課程ではありません。これは、中学校で平成10年(1998年)、高校では平成11年(1999年)改訂により学習指導要領で必修から外れています。そのため、現在は部活動は任意参加になります。

しかし、現実問題として2017年のスポーツ庁の調査では公立中学校の3割以上、公立高校の15%以上が部活動に全員参加をさせている。そのため、任意参加であることを考えれば学習指導要領から逸脱していることになる。そのため、入試のために部活動に入るという考えは間違っている。なぜなら、学校の部活動が任意なら学外のクラブチームなども同様に評価すべきである。さらに、ヤングケアなど家庭での仕事や学習塾に通うことも評価するべきだろう。実際に、高校の中には部活動が実質的に勉強する場所として機能しているケースもある。この様に考えると、入試のために部活動をしていること自体は間違っているでしょう。部活動が評価されるなら学校外の活動も全て評価すべきではないでしょうか?

それにも関わらず、部活動を積極的に活用している理由は何でしょうか?当然、部活動にはメリットもデメリットも存在します。そのため、部活動があることは問題がないのでしょうが、部活動を強制している点は理由がわかりません。さらに言えば、多様性と言いながら制服などを変更(併用)しているにも関わらずに部活動に対しての多様性を認めていない学校がある段階で言動が不一致になっている気がします。

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部活動のデメリットを隠すことが問題

部活動にはメリット・デメリットがありますが、部活動を強制する学校はメリットばかり強調してデメリットは覆い隠します。そのため、部活動に批判的に感じてしまう点が生まれます。

部活動の疑問1.顧問によるパワハラが正当化されやすい

テレビなどの強豪校を見ていると顧問などが厳しく叱責しているシーンをよく見ます。ただ、それを否定的に考えるのではなく、熱心な指導をしていると考えられます。昔であれば、それで良かったのですが今の時代はまずいでしょう。実際に、小学校から常軌を逸していると思うぐらい怒号が飛び交っている時があります。ただ、それが問題となるのではなく、上を目指すためには仕方ないと考えている保護者も多い点です。でも、授業内で同じことをすれば問題となります。なぜか、部活動だけ黙認されていますが、あの指導がOKならパワハラなど存在しないと感じることもあります。

部活動の疑問2.自分に合った取り組みができない

例えば、大阪桐蔭高校などの野球強豪校に行ってしまうと普通の高校生は野球部に入れないことになります。誰もが全国大会や上位を目指しているわけではありません。ただ、そのため趣味程度でスポーツをしたい生徒にとっては、学校によってはやりたいスポーツなどができない可能性があります。テレビや漫画では「好きならもっと上手くなりたいと考える」とありますが、趣味程度でスポーツをさせてくれない場合が多いです。

部活動の疑問3.優先順位がおかしくなる

部活動の中には物事の優先順位が間違える場合があります。例えば、顧問や先輩を絶対視しすぎて行動がおかしい場合があります。以前、前から生徒が走ってきて肩をぶつけて通り過ぎ、後ろの先輩に大声で挨拶しています。これらの光景が散見されていたが、その部活は礼儀正しい部活と言われています。なぜなら、限られた人間だけに礼儀正しいのであって、顧問や先輩の目があるかないかで行動を変えているケースをよく見ます。また、部活動に遅刻してはいけないというルールがある場合があります。そのため、勉強面で放課後に補習をしたくても部活があるからできないと言われることがあります。そもそも、テスト1週間前であっても普通に部活をしている場合もあります(*時間は短くなっているかもしれませんが)。部活独特のルールが生徒に気づかない所でおかしくしている点があります。

以上のデメリットなどを考えて本当に部活動が必要かどうかを考えていく必要はあります。もちろん、部活動に入ったおかげで成長できた生徒も多くいます。でも、逆の生徒もいます。そのため、メリット・デメリットは考えておく必要があります。

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強制入部がなくなると生まれる不利益

強制入部がない中学校などでも、基本的に多くの中学生が部活動に参加をします。そのため、運動部などでは競技人口を増やすことの一因となっています。もし、部活動を地域に移行するなどして加入者が減った場合は全競技での競技人口が減ってしまう可能性があります。特に、人口減やスポーツの多様化などで競技人口減が厳しい環境にあるスポーツ関連からすれば部活動は続けて欲しいでしょう。

また、部活動に加入しない場合に勉強などの方に力を注いでくれたら良いのですが、実際には遊びなどの方に力を注いでしまう可能性があります。そのため、部活動をしていてくれた方がマシなケースも多くなるでしょう。

上下関係や礼儀に関しては部活動によるので何とも言えませんが、それでも人間関係を深めるのは役立ちます。本当は、部活動だけではなく日常生活で人間関係を深めてくることが大事なのですが、現状は部活動で人間関係を深めることはメリットがあるでしょう。また、単純に学校での思い出を深めることも役立ちます。

以上のことを考えれば、部活動は決してマイナス面だけではありません。ただ、強制入部にしているからこそ、非常識なルールがある部活でも存続している場合があります。そのため、しっかりとバランスがないと部活動の存続が危なくなります。でも、高校の中には当たり前の様に3年生の大会・発表会が8月~10月の場合もあります。そのため、部活の種類によっては一般選抜型入試では志望校を目指しにくい部活もあるのも事実です。

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