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修学旅行中で飲酒の教諭5人減給に対して擁護の声がある不思議【教育コラム】

権利を主張するだけでなく責任感も持つ

はじめに

岐阜県の中学校の教諭が金沢への修学旅行中に生徒が自主研修をしている間に飲酒していたことが発覚をした。8割が修学旅行中の飲酒を否定しているが、2割は良いと考えていることに驚く。また、コメント欄でも擁護する声があるが、この違和感に気づかないだろうか。

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教員の職場環境改善を間違えないことが大事

まず、修学旅行中に飲酒することに関しては引率する責任がある以上はダメです。生徒は24時間何が起きるかわかりません。たとえ、夜中であっても緊急事態が発生する場合があります。それに対して正常な判断が必要となるでしょう。そのため、生徒を引率中には「何かあるかもしれない」と考えて準備しておく必要があります。一方で、24時間拘束しているのだから教員も人だからそこまで負担かけるべきではない。社会人も出張の夜には飲酒しているから何が悪いと考える人も多いのですが、そもそも勘違いしています。

まず、生徒引率中に何か問題が発生した場合は教員の管理責任不足が問われます

生徒は色々な子がいます。そのため、飲酒をしていようがしていまいが関係なく急なトラブルに対応できない場合があります。ただ、その対応時に飲酒をしているかどうかで変わってきます。例えば、生徒同士が喧嘩をして大けがをした場合に病院に引率する先生や生徒に事情を聴いてる先生がアルコール臭かったらどうですか?生徒からすれば不信感が持たれます。そもそも、休憩時間だからという論理であれば社会人も昼休み中にお酒を飲んでも良いのではないですか?常識的に無理でしょう。

さらに、教員の勤務状況の負担が多いことと今回のケースを一緒にしない

勤務時間外だから自由にして良いという発想は恐ろしいことです。確かに、教員は勤務時間の多さから改善する必要がありますが、一方でしっかりとしないといけない場面では常識を優先すべきです。もし、「夜19時に保護者から生徒が帰ってこないと連絡があればどうしますか?」「部活後に生徒が不審者に後をつけられたと学校に戻ってきたらどうしますか?」。そこに残業代が発生しなくても対応するのではないでしょうか?もちろん、何かトラブルが発生していても自分は関係ないと帰る人もいますが…。ただ、常識を持った人は常識的な行動をとります。そこには勤務時間がどうこうではなく、仕事に対する責任です。そのため、職務執行に責任が持てないなら修学旅行をすべきではありません。それでも、生徒のためと考えて行動するなら、お酒を我慢する程度のことはしてください。

確かに、一昔前では生徒を寝かした後に飲酒があったと話は聞きます。ただ、修学旅行中は気を張っているはずですから教員も十分な睡眠が必要でしょう。それにも関わらずに、集まって飲酒をすると睡眠時間が削られます。結果、日中の動きが悪くなります。今回の件も、自主研修といっても生徒が立ち寄る場所は限定的になるだけでなく、ある程度教員もバラけた方が何かあった際に対応ができます。でも、みんなでご飯を食べていることを考えれば、「何かあるかも」や「生徒の様子を見る」という発想はなかったかもしれません。

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教員の考えが甘いケースを避ける

クラス運営など教員が一生懸命に努力しても失敗することがあります。それに関しては、教員を責めるべきではないでしょう。あるいは、仕事量が多い点は改善する必要があるかもしれません。ただ、時間があっても仕事をせずに忙しいと言っている教員も多いです。そのため、間違ったことは間違っていると共有すべきでしょう。

例えば、生徒引率時は責任があることは意識する必要があるでしょう。一方で、学校までの登下校中の行動(*電車内で騒がしい・道の歩き方)は一般常識であるため教員の責任といえるでしょうか?例えば、遅刻や欠席が多くて原級留置になりそうだと教員の力不足が責められますが、これは教員の責任でしょうか?確かに、欠席しないよに朝に迎えに行っている教員もいましたが、それが教員の負担を増やしています。

もし、教員の負担を減らしたいと本気で考えるなら、教員が責任を持たなくてはいけない場面と教員の責任を持たなくても良い場面を区別しておく必要があります。今回は教員が責任を持たなくてはいけない場面なので批判されても仕方がないでしょう。擁護する必要はありません。

ただ、教員の仕事量が多くなる理由は何故なのかをしっかりと考える必要があります。単に仕事量が多いだけではなく、きっと別問題もありでしょう。反省すべき点と改善すべき点をしっかりと考えましょう。

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