産近甲龍でも近畿大学と並んで上位に位置しているのが龍谷大学になります。偏差値57~69程度の難易度になっています。関関同立の滑り止めとして受けている受験生も多い大学です。もちろん、学部にとって難易度は変わりますが志願者数が増加傾向にあるように難易度が上がっています。
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基本問題が多い国語は、どれだけ基本に忠実に受験勉強をしていたかによって変わる。
配点 | 100点 |
時間 | 60分 |
問題構成 | 大問Ⅰ 現代文(評論・随筆) 大問Ⅱ 現代文(評論・随筆) 大問Ⅲ 古文(空所補充) 大問Ⅳ 文法・語彙(語句整序) *マーク式問題/全35問 |
龍谷大学の国語は大問1つ1つは基本に忠実であり点数が採りやすいと感じます。ただ、問題となるのは60分で1題2000~3000字の文章を読んで解答をしなくてはいけません。そのため、普通に問題を解けば難しくはないのですが、時間の制約がある中ではケアレスミスなど多発します。そのため、文章を読む力がないと龍谷大学の国語は難しいと感じるでしょう。
内容的には共通テストと言うより、センター試験の内容を勉強した方が良いかもしれません。本文内容はセンター試験レベルですが、設問は少し簡単な印象があります。これは、古文でも同じことが言えます。そのため、基本に忠実に学習した受験生にとっては相性が良いかもしれません。その代り、高得点が求められます。
実際に、近畿大学を受験先(滑り止め)に考えていた生徒が出願期間に入り龍谷大学に変更して無事に合格しています。この様に、基本的な学習をした受験生にとっては取り組みやすい大学になります。また、短期間で勉強した受験生も受けやすいでしょう。
お名前.comまず龍谷大学の最大のネックは得点を高くとる必要がある点です。そのため、漢字など基本的な問題で落としたくはありません。『銀の漢字』だけでは不足するので必ず『金の漢字』もセットで取り組むようにしましょう。もちろん、漢字の意味も含めて学習する必要がありますが、『金の漢字』はそれなりにしっかりした量があるので早めに取り組みましょう。
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現代文対策ですが『出口のシステム現代文 ベーシック編』などの基本的な参考書で解答パターンをしっかりと身につけた方が良いでしょう。最初は短い文章で良いので、解答方法と文章を読む力を育成してください。普段は桐原書店の学校向けの問題集を使用していますが、要は短めの文章で解き方を身につけることが大事です。単純に問題数が多いために指導するなら丁度良いから使用していますが、市販の参考書でも解答方法と接続詞、指示語をしっかりと最初の方に意識すれば良いでしょう。そして、ある程度ちからがついてきたなら『入試現代文へのアクセス 基本編』などしっかりと読み応えがある参考書を使用しましょう。
この様に、現代文に関しては早く解答にたどり着かないと龍谷大学の国語は対応できません。そのため、早い段階から基本的な解答方法を学んだうえで多くの問題に取り組んで読む力をつけてください。
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一方で、古文に関してはセンター試験の内容を意識してもらった方が良いです。共通テスト形式は若干ズレがあるので、センター試験の方が良いでしょう。ただ、基本に忠実に学習すれば良いんで古文が苦手なら『ステップアップノート30古典文法基礎ドリル 』から始めるのも良いでしょう。もちろん、定番の『マドンナ古文』から始めても良いです。ただ、言えるのは古文単語を後回しにしないことです。そして、『共通テスト古文 満点のコツ』で仕上げていきましょう。
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龍谷大学の国語は設問の難易度は高くないが文章量が多く(時間が短い)、得点を高くとる必要がある所が難しいです。ただ、基本的な学習をしている受験生には好まれる問題になっています。