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小中学校で偏差値を上げておく必要性を考える~大学受験までの進路が決まる

生徒が考えるより受験勉強は大変

はじめに

小学生や中学生の前半は遊ばせても良いと考える保護者や進路は自分のことだから子どもには特に何も言わないと考えている保護者も多いでしょう。しかし、子どもに正確な情報が伝わっていない段階で判断を任せるのは危険ではないでしょうか?そのため、小中学校の学習が大学受験にどの様な影響を与えるかを考えてみましょう。

関連記事:偏差値40からの成績が伸びたのは本当?偏差値が低い=勉強できないは間違い【受験】

早い段階で将来が決まる可能性

まず、前提は大学への進学率が50%を超えているため子ども1人1人に関わる問題だと考えてください。さらに、高校では偏差値が下位層では進路先もバラツキがありますが、中位層~上位層は大学への進学することが多数派になります。そのため、子どもに任せると言えば立派ですが、本当に必要な情報を子どもが知らない可能性があります。これは、高校入試でさえ中学2年生でもあまり意識していないことを考えると、学校で将来を考える機会は少ないかもしれません。

では、学力差を考えていきましょう。

緑の矢印は中学受験をする生徒意味しています。この生徒たちは中高一貫校で難関大学を目指す生徒は順調に学力を伸ばす一方で、エスカレーター式の付属中高では勉強量が一気に落ちます。結果として、大きく2つに分かれると言えるでしょう。ちなみに、難関私立大学の付属中高でもしっかりと学習していると主張される場合もありますが、わざわざ一定レベルの大学に進学できるのに積極的に勉強するケースが少ないでしょう。そのため、卒業生の進路を見ればそのまま内部進学している生徒が非常に多いです。なぜ、国公立大学(旧帝大)などに行かないのでしょうか?その答えは何となくわかります。

青の矢印は小学生の頃から学習塾に通っていた公立中学へ進学している生徒です。そして、比較的学習意欲が高い生徒を意味しています。ただ、これらの学力層は中学生の間までしっかりと勉強しますが高校進学後に3つのパターンになります。①はそのまま勉強を頑張った生徒、②はそれなりに頑張ったが頑張り切れなかった生徒、③勉強に対する学習意欲を失った生徒です。

赤の矢印は特に学習塾に通わない子どもや学習塾に通っても意欲が学習低い生徒になります。これらの生徒は中学生になって大きく変わる可能性もありますが、何も変わらない場合もあります。そのため、何も変わらなければ進学する大学の姿が見えてきます。

それでは、これらを細かく考えていきたいのですが、まず前提として勉強時間が多いほど学力は高くなります。もちろん、例外はありますが、ただ学力が高い生徒は勉強時間もかなりの量になります。

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小学生を考える

まず、小学生に関しては中学受験の有無によって大きく変わってきます。小学校で学習する内容は基礎的な内容が多く、丁寧に細かく教えてくれることもあるため授業を聞いているだけで理解する生徒も多いです。そのため、単純に学習塾に通っているかどうかだけでは明確な差が出ない場合があります。ただ、学習塾に通うことで学習習慣や問題演習量が増えるので実際には学力差が生じます。

一方で、中学受験を意識している小学生は学力が大きく異なります。特に漢字と計算能力は桁違いに差が生まれるでしょう。地名や名称などを漢字でしっかりと覚えるようにしています。これは、公立の中学生であっても平仮名で丸がつけられるケースを考えれば語彙力に大きな差が生まれます。そして、計算速度が大きく差が生まれます。例えば、100マス計算をとっても中学受験をする小学生の方が公立中学の3年生より早いことがあります。もちろん、計算だけが早くても問題が解けませんが、計算が早いと言うことは周りより多くの問題が解けることを意味しています。

結果として、中学受験をした小学生が他の小学生に比べて学力で大きな差が生まれます。ただ、これは単純に勉強時間に大きな差があるからでありますが、この差がアドバンテージとなります。

学年が上がるにつれて学力を追いつくために費やす時間は増えます。そのため、小学生は自由に遊ばせればよいと思っていても取り返しがつかない差が生まれているケースもあります。

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人生の転換期である中学生

中学生は、ほぼ全員が高校受験するため勉強を意識することになります。ただ、ここで問題となるのは勉強する意欲が高い中学生ばかりではありません。

まず、青印の小学生の頃から勉強を続けていた生徒であれば中学に進学しても大きな壁にぶつからないでしょう。そして、大事なことは中学1年生1学期のテストでクラス(学年)順位です。これらのテストで高得点であれば頑張る意欲も高くなるのですが、点数が低いと「勉強できない」が当たり前になり泥沼にはまります。また、部活動が思ったより時間と体力を消費させることもあります。

次に、赤印ですが中学の途中から学習塾に通ったして急激に学力を伸ばす中学生もいます。ただ、平均点程度で良いと考える中学生や勉強から逃げている中学生もいます。これらの生徒は、教育困難校~普通校に進学します。普通校に進学して安心していても結果として、これらのグループは同じような大学への進学になるでしょう。

中学生が勉強に集中できない要因の1つは携帯電話の使用です。携帯電話は日所に便利な道具であるが、一方で依存性も高く動画視聴やSNSの利用などの時間が多すぎるケースもあります。そのため、扱い方を間違えれば中学生をダメにする道具にもなります。

2つ目は部活動の存在です。部活動は交友関係の形成などプラスの側面も多いのですが、一方で一部の部活動はマイナスの側面もあります。例えば、部活動の練習時間が長い(=勉強時間がない)やテスト1週間前でも部活動をしているケースがあります。中学生にとってテストは内申点に大きく関わってくるものですが、テストの成績を気にしていない部活もあります(*一部のできる生徒を例にして点数が悪いのは日頃の勉強が足りないとすり替えている)。もちろん、部活動がないから勉強する生徒ばかりではありませんが、定期テスト直前の勉強時間は非常に重要になります。

この様に考えると、中学生は必死に勉強を頑張る生徒もいる一方で、平均点程度で良いと考える中学生も多いのでしょう。平均なら普通だから良いと考えている様ですが、中学時代平均の生徒は大学はFランク~中堅私大に進学するケースが多いです。つまり、言い方が悪いですが、大学では平均以下の偏差値の大学に行くことになります。そのため、平均があれば良いと言う発想は辞めましょう。

高校のシビアな状況

まず、教育困難校・進路多様校・普通校に進学した高校生の多くは大学は学校推薦型選抜入試・総合選抜型入試での進学を目指します。つまり、一般入試(筆記試験)で大学を目指しません。そもそも、中学時代の学習の積み残しが多い中で、高校3年間で学力上位層と差を埋めるには並大抵の努力では難しいです。そして、中学時代も勉強をそれなりにしていたかもしれませんが、徹底的にはしてこなかったことになります。そのため、計画を持ってしっかりと受験勉強をしないと偏差値を上げることが難しいです。それでも、さらに高校生を待ち受ける大きな壁が存在します。

まず、これらの高校では一般入試での進学が少数派である場合が多いです。そのため、そもそも授業内容が大学受験の勉強とかけ離れています。これは、生徒側にも責任があるのですが、受験レベルの内容を教えても勉強をついてこない(*例えば、単語を覚えてこない等)ため、生徒の学力に合わせた難易度に調整します。結果として、定期試験で100点であっても模試では偏差値40程度という事態になります。そう考えると、学校以外で受験勉強の指導ををしてくれる場所を探す必要があります。さらに言えば、教員も一般入試の指導経験がないと受験レベルで適切な指導がされない場合があります。

また、一般入試での受験生が少ないために学校行事を含めて優先されるのは多数派の動きです。そのため、受験勉強に集中したいと思っても学校が邪魔をすることは多いです。例えば、一般入試受験のため公欠であっても欠席だからと補習させられるケースがあります(一般入試の合間)。また、卒業関連のイベントを一般入試中に実施している場合もあります。そのため、学校生活は楽しいかもしれませんが、受験勉強をすには強靭な意思が必要です。ちなみに、偏差値が下がれば下がるほど中学時代に不登校経験者(学習を補えていない)や学習障害がる場合、部活動や趣味に没頭して勉強を疎かにした生徒が増えます。そのため、授業内容も受験に合わせるのではなく、生徒の実情に合わせています。

青印や赤印の生徒が頑張って進学した進学校や準進学校ですが、授業内容は受験レベルに近い形をしています。そのため、効率的に勉強ができますが一方で、準進学校に多い課題や授業ばかりで復習時間を与えてくれないケースもあります。結果として、授業を受けているだけの生徒も増えます。

また、折角上位の高校に進学しても立ちはだかるのは部活動ではないでしょか?中学時代ならある程度時間制限がありましたが、高校では19時や20時まで部活をしているケースがあります。そのため、帰宅後に勉強する気力がわかない場合もあるでしょう。また、進学校では部活動は高校2年生で引退するケースも多いのですが、高校3年間部活をすると受験勉強の足かせになる場合があります。例えば、文化部であれば全国大会でなくても最後の大会が7月下旬~8月中旬になる場合があります。そのため、夏休みに受験勉強が追い込めない段階で一般入試は絶望的になるでしょう。もちろん、事前に勉強をしておけば良いのですが中々難しいのではないでしょうか?特に団体競技では本人の意思が尊重されない場合があります。

ただ、これらの高校では中学時代のアドバンテージを最大限に生かして難関大学に合格することができます。だからこそ、中学時代に頑張っておく必要があるのでしょうが…。

結果として、偏差値が高い大学に進学しようと思うと小学生の頃から意識しておくべきでしょう。勉強の遅れは後でも取り戻せますが、遅ければ遅いほど負担も多くなります。このことは知っておきましょう。

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