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教員は本当にブラックな職場で働いているのか?③「期限付き講師と専任教諭の格差がおかしくする」

教員のブラックを考える

はじめに

教員の志願者数が減っている。以前は募集をしていないケースもあった教員だが、最近は人手不足になっている。少子化で子どもの数が減り続ける中で、なぜ教員は不足しているのか?なぜブラックな職場かしたのか考えたい。ただし、学校によるので注意はしてください。

関連記事:教員は本当にブラックな職場で働いているのか?②「仕事量の偏りで楽な環境といえる」

期限付き講師の使い捨てにしてしまった問題

教員の中には専任教諭(正社員)と期限付き講師にわかれます。この期限付き講師には授業のみ実施する非常勤講師と公務分掌も担当する常勤講師にわかれています。ただ、この期限付き講師は1年間の契約であり、更新されるかどうかは専任教諭の異動により変わってきます。そのため、能力が高いか低いかではなく授業コマの担当者がいるかどうかで変わります。そのため、ある意味で使い捨て要因になります。そのため、職場環境を悩ましいものにしているのは教員間で格差があり過ぎる点です。

例えば、非常勤講師の場合は1コマ(50分)の授業があれば大阪府であれば2880円の給与が発生します。そう考えると時給が2880円だから高給だと考えるかもしれません。しかし、①授業がない給料が発生しない、②授業コマ数は3月まではっきりとわからない、③実質的に社会保険に加入できない、④退職金や賞与はない、⑤授業外の仕事に対して給与が支払われない、これらの問題点があります。

まず、大阪も橋下知事の時代までは授業の有無の関わらずにコマ数に応じて給与が支払われました。今でも私学では1コマ1万円以上の金額で非常勤講師の採用があります。さらに、社会保険の加入もあります。しかし、当時の橋下知事の発言力によって実時間数を基づいた給与に変わりました。結果、9月の給与が5000円台しかない場合もありました。それでも高給だと考えるかもしれませんが、授業準備・成績をつける・成績会議に関しては無視されます。さらに言えば、授業の空き時間による待ち時間は給与に入りません。実際に、おの影響で年収で3割ぐらい減少してしまいました。結果として、週5日働いている学校の収入より週3~4日働いていたアルバイトの方が年収が高くなってしまいました。そのため、当時は公立学校から教員がいなくなると思っていましたが現実になっています。正直、公立で講師として働くより、私立で働いた方が待遇が良いため人は私立に流れます。

ちなみに、非常勤講師では週20コマ以上の授業を担当しないと社会保険も雇用保険も発生しません。そして、20コマ以上担当させるのはないでしょう。それぐらい担当させることがあれば専任教諭か常勤講師を採用します。

さて、問題となるのは、この様な待遇の悪さに対しても授業という面では専任教諭も非常勤講師も同じ負担になりてんです。年収で言えば、同じコマ数の授業を担当していても年収が3倍~4倍の差がある場合があります。もちろん、働き方改革で専任教諭、常勤講師、非常勤講師の仕事を違っていますが給与の差ほど仕事量が違うのでしょうか?

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やりがいが搾取される職場

生徒にとっては専任教諭であっても非常勤講師であっても先生であるのは間違いありません。ただ、教員採用試験の1学期になると若い時に言われたのは「生徒のことより自分の勉強を優先した方が良い。早く教員になった方が多くの生徒のためになる」という言葉です。もちろん、間違った言葉ではありませんが、目の前の生徒を無視して教員採用試験を優先することはできなかったことを思い出します。逆に言えば、アピールのために専任教諭になるまでは一生懸命仕事をしていても専任教諭になった際に本性を現す人もいます。どれも生徒にとっては不満が残るでしょう。

また、常勤講師で働いている際に、退職近くの先生が「退職金が減らされるなんと酷い」と文句を言っていましたが、若い専任教諭が「それでも私たちより貰っているでしょう…」とボソッと言っていました。でも、こちらは期限付き講師でもっと給与少ないよと感じていました。ここで問題となるのは全員が同程度の仕事をしている点です。

そのため、非常勤講師の役割、常勤講師の役割、専任教諭の役割が明確でなければなりません。担任や顧問を持つのが専任教諭と思っているかもしれませんが、常勤講師(期限付き講師)で担任と顧問を兼務している経験はあります。ただ、期限付き講師は契約が更新されるかどうかわかりません。そのため、過度の負担がかかる場合があります。

職場環境を良くするためには、それぞれが役割を認識して立場の弱い教員に仕事を押し付けない方が良いでしょう。ただ、人数が少なくなりすぎたことで問題が生じているかもしれません。

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