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関西学院大学の推薦率の高さは学校の魅力を維持することができるのか【大学受験】

関西学院大学を考える

はじめに

関西学院大学は受験比率を考えれば推薦率が関関同立の中でも高い傾向にあります。多様な人材を受け入れるという方針は正しいのですが、果たして推薦率の高さは大学のブランドを維持できるかを考えてみましょう。

関連記事:関西大学と関西学院大学の入試難易度の差を考える【関関同立入試を考える】

関西学院大学を考える

関西学院大学の入試別入学者では最近は約35%~40%で推移しています。これは、他の関関同立が50~60%程度で推移していることを考えると、やはり推薦入試での合格者が多いことが間違いないでしょう。ただ、関西学院大学は多様な入試方式で受験生を受け入れることをしており、「eポートフォリオ」などで新しい入試を目指した結果かもしれません。ただ、eポートフォリオが現場と乖離し過ぎているために意味がないものになりました。

例えば、「eポートフォリオ」は生徒の成長がわかれば良いので高校1年生の時に比べて高校2年生、高校3年生と文章が上手くなっていけば成果がわかると言っている一方で、いつでも編集ができるので書き直しも可能です。では、実際に入試で使用すれば、そのまま提出しますか?普通は書き直すでしょう…そして、誰がそれをチェックしますか?現場の負担は無視された状態です。

結果として、関西学院大学のイメージは勉強ができない受験生を総合型選抜入試で逆転合格させるための大学という印象が強くなってしまいます。推薦比率が高い大学だと真面目に勉強してきた生徒が損をするイメージはあります。実際に入試問題はそれなりの難易度のため、一般選抜の生徒と推薦入試の生徒で学力差に違和感を覚えます。

もちろん、多様な人材を…と掛け声は良いのですが、関西学院大学に進学した生徒(旧AO)と話していると授業で、「一般組」「指定校組」「内部組」「AO組」と班分けをしたようです。これは、先生が主導でなく生徒が主導で自分たちで実施したのでしょうが、やはり違和感を感じます。もちろん、たまたまの話しでしょうが、普通はAOで組をつくれるぐらいいないのではないでしょうか?

それでも、関西学院大学は簡単には難易度は下がらないでしょう。その理由は地理的な要因です。

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大学の立地を考える

関関同立の立地を考えた際に一定数の確保ができる条件がある。要は大阪からの受験生を受け入れやすい環境にあるのではなく、神戸方面からは通学時間を考えれば優先すべき学校になる。そのため、熾烈な争いになっているのは、関西大学と立命館大学ではないでしょうか。立命館大学が茨木に進出したことで同じエリア圏で争うことになっている。京都方面からの生徒獲得は難しいが高校生の母数は少ない。結果、立地面を考えれば関西学院大学は有利な状態である。

ただ、西宮上ケ原キャンパスは良いとしても、三田や聖和のキャンパスは決して交通の便が良いとはいえない。本当の意味で駅の近くは同志社大学今出川キャンパス、立命館茨木キャンパス、関西大学千里山キャンパスぐらいなのかな…。

この様に考えると神戸方面から一定数の生徒を確保できる点から関西学院が難易度が落ちていく可能性は低い。ただ、キャンパスが綺麗でイメージが良かったが、最近は他大学も綺麗な建物を建てている点や推薦比率が高すぎるのも勉強を頑張っている生徒からすればイメージが良くない。そして、国公立大学の滑り止めにどれだけの生徒が集まるかである。これは地方出身者も関係ないので立地面で有効ではなく、同志社大学の後塵を拝している状態である。最近、元気な立命館大学も登り調子である。一方で、関西大学は関関同立の最後の砦として中堅国公立層や産近甲龍レベルの上位層を抱え込み安定はしている。「eポートフォリオ」が低調だったのが誤算かもしれないが、今後どの展開になるかは注目できるだろう。

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