【大学別対策】龍谷大学の入試対策「日本史」
産近甲龍でも近畿大学と並んで上位に位置しているのが龍谷大学になります。偏差値57~69程度の難易度になっています。関関同立の滑り止めとして受けている受験生も多い大学です。もちろん、学部にとって難易度は変わりますが志願者数が増加傾向にあるように難易度が上がっています。
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日本史は英語・国語に比べて壁に感じている受験生も多いです。
配点 | 100点 |
時間 | 60分 |
問題構成 | 大問[Ⅰ] 古代に関する問題 大問[Ⅱ] 中世以降に関する問題 大問[Ⅲ] 近代に関する問題 *マーク式問題/全40問 |
龍谷大学の日本史のイメージは「センター試験の強化版」という印象です。共通テストに変わってから思考力が問われる問題が多く出題されるようになったことから共通テストとは乖離している印象ですが、基本は時代の流れを把握しながら正確に問題を解いていく力が求められる点です。ただ、これはどの大学でも同じでしょうが、正誤問題に上手く対応することが特に求められます。
以前に比べれば、日本史自体の難易度も落ちている印象で細かい知識が必要な場面は減っているように感じます。ただ、正確に覚えていく必要があるのは変わりません。
一問一答式の問題では龍谷大学の問題は解きづらくなります。同偏差値帯の近畿大学の問題を取り組んでも龍谷対策には合わないかもしれません。むしろ、関西学院大学の大問Ⅰなどの正誤問題を解く方が良いでしょう。また、正誤問題攻略が重要なカギとなるため普段から語句の背景も考えるようにしましょう。
対策としては、『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』などの読みながら学習できる参考書が丁度良いでしょう。教科書を読んで覚える方法もあるのですが、教科書では時代が前後している箇所も多いため参考書の方が最初は使いやすいです。そして、ある程度の内容を覚えて過去問を解いていくレベルになって初めて教科書で深めた方が良いでしょう。基本は正誤問題に対応するために前後をしっかりとつかんで覚えていくことです。
ただし、以前より解きやすい問題が増えた以上は確実に高得点は採りたい。そして、間違いの多くは文章をしっかり読んでいない場合も多い。そして正誤問題系の問題を多く解いた方が良いでしょう。