中学1年生の最初は英語のテストも簡単で高得点だったにも関わらず、いつの間にか点数が採れなくて当たり前になっている…そんなことはないでしょうか?高校入試に向けて必死に勉強したいけど…何から勉強しても良いかわからない…そんな状態になっていませんか?今回は短期間で高校入試に間に合わせるための勉強方法を考えてみましょう。
関連記事:学習習慣を身につけて高校入試・大学入試を乗り越えるための方法
短期間で英語を入試レベルに持っていくのは楽をするためではありません。単純に何とか入試本番に間に合わせたい中学生のための考え方です。そのため、決して楽ではありませんが効果的な学習になります。
まず、学習全体から見直してください。必ず継続して勉強するようにしてください。今日、10時間弁居下から明日は0時間でも大丈夫ではなく、それなら4時間ずつした方が効果的です。英語の学習においても「勉強した日」「勉強しない日」をつくるのではなく、必ず数十分でも良いので「勉強する日」だけにしてください。そして、それは受験勉強であって宿題などは含まないでください。
この様に考えると、そんなに継続して勉強ができないと言う生徒もいますが、それなら短期間で仕上げようとは考えないことです。ゆっくりしたいなら時間をかけて勉強するしかないでしょう。あくまで、短期間で受験レベルに到達するために多少は無理してでも勉強する意欲がある中学生向けです。
勉強の間隔を開けすぎると、勉強した内容を忘れて最初からやり直しというパターンが多いです。幸い、中学生の範囲は広くないため継続して勉強してくれれば学力が身に付きます。
お名前.com英語の入試対策には2つの考え方を持ちましょう。「長文読解対策・リスニング対策」と「英文法対策」の2点です。
まず、「長文読解対策・リスニング対策」ですが語彙力は必ず必要になります。そのため、『高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800』の800語を最初の目標として繰り返し単語を確認してください。その際に、不規則動詞などをマーカーしておいて随時覚えていきます。ただ、最初は無理しないように英単語から意味がわかれば十分です。800語と言っても最初の方は「I」や「you」などの単語も含まれるので実質的な負担は重たくありません。そして、単語→意味程度なら1ヵ月も繰り返せば身に付きます。これは、中学1年生の生徒でも800語であれば覚えられたので十分可能な内容です。大体、400語ずつ繰り返して覚えれば身につくでしょう。英語が苦手な中学生は単純に語彙力がなさすぎる場合が多い。そのため、語彙力が身につけば長文読解だけでなくリスニングや英文法にも役立つので最初に取り組みましょう。ここを毎日取り組めるかで結果が大きく変わります。
2つめの英文法対策ですが、どの段階から理解していないか難しい所です。中学生も3人称単数のsや過去形や不規則動詞、現在完了形、受け身など英文法が整理されていないため混乱しているケースがあります。そのため、ここは無理せずに『教科書ぴったりトレーニング英語』で十分でしょう。自分たちが使用している出版社の教材を使用すれば以前に取り扱った内容のため取り組みやすいでしょう。もし、英語が本気で苦手なら中学1年生から始めれば良いでしょうが、少しわかっているなら中学2年生かで構いません。そして、1日何ページ進むと決めて取り組みましょう。鍵となるのは繰り返し学習すことです。1回や2回程度、取り組んだだけでは完璧にならないでしょう。そして、繰り返すことでパターンをみにつけましょう。
一見、大変そうに感じるかもしれませんが1週間もあれば1冊を1周できます。それを1か月間続ければ4周することになります。さらに3ヵ月間頑張れば基本的な英文法は確実に身についているでしょう。
最後に、長文読解ですが入試問題に則した英文や『ハイパー英語教室中学英語長文 2(入試長文がすらすら読める編)』などで十分です。これらは英単語が完成したなら並行して取り組んでください。
最後に、短期間で英語を仕上げるためのコツは繰り返し学習することです。決して難しいレベルの問題を多く特ではなく教科書レベルの問題を繰り返すことが大事です。もし、余裕があるなら難易度を上げれば良いのですが、あくまで短期間で入試レベルまでもっといく方法です。決して、楽ではありませんが続ければ確実に力になるでしょう。