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進学校に進学しても深海魚になるくらいならワンランク下げるべきは正しい?

深海魚になる問題

深海魚になる問題は?

受験の世界で深海魚とは「実力以上の学校に合格して進学後に成績が低迷する」ことである。最悪の場合は、学校を辞めるケースもあり無理して進学校に行くぐらいならワンランク下げた学校に進学する方が良いという考えもありますが、果たして本当に正しいことなのでしょうか?

学校が問題?自分が問題?

まず、進学校の場合は受験を意識した授業が展開されます。中学受験を経験している生徒は基礎力~応用力があるため授業の内容も深く、テンポも速いでしょう。そもそも、大学受験を視野に入れた場合は高校1年生~2年生の期間に受験範囲の学習が終わることを考えれば、それなりに多く勉強をする必要があります。そのため、深海魚になる問題には2つのパターンがあります。

1つ目は、学力上位層に合わせた勉強量が要求される点です。学力上位層は上手く対応できるのですが、下位層に関しては負担が重くなるかもしれません。宿題や小テストの勉強ばかりすることになります。中には、通常授業で進路実績と合わない難易度で授業をしている場合もあります(*平均点を抑えるために過度に難しくしている場合もある)。そのため、上手くペース配分ができる生徒なら力を抜くところと、力を入れる所を上手く活用できるのですが、中途半端に真面目過ぎると全てに全力に時間を注いで非効率な勉強になる場合があります。これは学校側が上手くマネイジメントする必要があるのですが、成績上位者に的を絞ることで実績を上げようと思うので…。ただ、進学校も放任主義的な学校も多いので、やはり学校の選択が大事なことがわかります。

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2つ目に、生徒自身が合格がゴールになっていないかという点です。大学付属の中高なら別ですが、入学をゴールと考え勉強のペースが格段に減ってしまうと授業についていけないケースがあります。確かに、合格後は楽しい学校生活を過ごすことも大事ですが勉強する習慣は失くさないことが大事です。特に、中学受験の経験者は小学生の頃は家族も含めって一致団結で勉強していることも多いのですが(*勉強しないという選択肢はない)、受験が終われば家庭でも塾でも本人任せになることもあります。結果、授業の難易度についていけないケースがあります。これは、勉強する習慣をつけていけば、ある程度は対応できるので習慣を失くさないようにしましょう。

無理すべき?ワンランク下げるべき?

無理してでもワンランク上の学校にいくべきか、ワンランク下げた学校に行くべきかは難しい問題でもあります。結論から言えば生徒次第です。ただ、深海魚にならないためには、主要科目で得意科目をつくる、手を抜く場面と力を入れる場面を考える等の対応で防げるかもしれません。残念ながら、どの様な状態でも上位層がいれば下位層がいます。そのため、自分だけの武器を見つけることが大事です。他、全科目負けていても1科目でも強い科目があれば視点が変わります。ただ、勉強をする気がないなら無理することはないでしょう。

視点を変えれば、就職する際に大企業・有名企業で働くか、中小企業で働くかのどちらを選ぶかです。大企業では人数が多くいるため埋もれる可能性(同期で競争が激しい)もありますが仕事の幅や待遇面で良いです。一方で、中小企業では人数が少ないために責任が重たく待遇面では良くない場合がありますが成長する可能性もあります。では、どちらで働く方が良いかと考えた際に大企業を選ぶなら進学校に進学した方が良いでしょう。正直、入学後に深海魚になるかどうかはわからない点も多いですが、周りに助けられて成長する生徒もいるのも事実です。入学時には下位層でも卒業時には上位にいる場合もあります。

結局は、本人次第の場合も多いのですが、無理して上位校に進学するなら勉強することの覚悟はしてください。ただ、もし不安なら塾などに頼って勉強するのも1つではないでしょうか。

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