• 受験に必要な知識や参考書の評価を公開

観点別評価導入による定期試験の変化を考える

観点別評価とは

はじめに

学習状況評価の3観点は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」から成績をつけるようになって、大雑把にテストの点数(80%)と平常点(20%)などの成績のつけ方ではなくなりました。では、これらの変化は中高生にとって意味があるのでしょうか?

定期試験を考える

定期試験などは「知識・技能」「思考・判断・表現」に分けて評価をしている場合があり、個々に点数が記載をされています(*全てではないですが)。例えば、「関ヶ原の戦いで東軍を率いた人物は誰か」なら「知識・技能」になりますが、「江戸幕府が外様大名を江戸から遠くに配置した理由は」なら「思考・判断・表現」になります。

ただ、「知識・技能」「思考・判断・表現」と言っていますが、実際に試験問題を見ればわかりますが昔と大きく内容が違っているわけではありません。今まで解いていた問題に強引に「知識・技能」「思考・判断・表現」を振り分けた印象はあります。では、「知識・技能」「思考・判断・表現」を分けて採点をして何か有効な手段は指導をしているのでしょうか?

恐らく、多くの中学校や高校では特に特別なことはしていないのではないでしょうか?そもそも、教員が作成するテストなので難易度も変えられることから何の意味があるのでしょうか?

ただ、思考力などを問う様な問題は定期試験でも増えています。昔の定期試験を知っている人は4用紙の両面刷り2枚ぐらいの問題用紙を解いていた印象が強いかもしれませんが、最近は小冊子にしてかなりのページを使用している場合があります。そのため、見た目的には思考力を試している印象を受けますが1問1問を見ると昔と変わっていない気もします。むしろ、共通テストでおきた現象の思考力を試すよりも文章量を増やして考えさせない問題になっていないか?という点です。明らかに、授業内容を覚えていることを前提とした問題で問題文を読まずに問題を解いていかないと時間が足りないのではないか?と思える問題も多くなっています。

本当に思考力などは確かめれるのでしょうか?

お名前.com

定期試験を一夜漬けとしか考えない危険度

定期試験を廃止して日々の小テストで成績をつける学校が出てきていますが、その背景には観点別評価の導入を期に考え方を変えた点があるでしょう。もちろん、今の制度が完璧ではないですが大きな問題もないでしょう。

よく、テスト勉強は一夜漬けと言いますが何日も続く試験で一夜漬けは無理があるでしょう。また、日々の小テストを実施しても同じ一夜漬けになるのではないでしょうか?むしろ、その日の朝に覚える(内職して覚える)だけな気がします。むしろ、他クラスの小テストの内容が漏れれば高得点は採れます。つまり、公平性は欠くことになります。

また、観点別評価によって評価基準の采配が教員次第になっている点も気になります。今までも不可解な平常点はありましたが、その枠が拡大すれば更なる不公平な評価になるかもしれません。まさか、教員が全て公平で全ての評価をしっかりと出来ているという幻想を抱いていませんか?そのため、平常点の採点基準は事前に生徒達に明確に示しておくことで、教員のさじ加減を失くすはずですが、思った以上に事前に説明していないことが多い様です。

そういった意味でも定期試験なら客観性はマシなので廃止にする必要はないし、観点別評価のために課題が無駄に増えたケースもあります。書くだけの(写すだけの)課題に学習効果が期待できるでしょうか?

観点別評価が定着するまで何年もかかるでしょうが、そのころには別の方法に変わっているかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


%d人のブロガーが「いいね」をつけました。