高原化現象を理解して学力向上

勉強の壁にぶつかる

■ 受験勉強を始める前に

中学生や高校生は学力に対する自己評価が低すぎるから、志望校を簡単に妥協してしまうことがあります。しかし、問題となるのは現在の学力ではなく、どれだけ受験勉強に取り組む意思があるかどうかになります。もちろん、国公立大学と私立大学のように科目数が違う場合は時間的な制約が大きくあります。しかし、時間的な問題を除けば多くの生徒は勉強を取り組んでいけば学力が伸びます。そのために最初から無理だと考えないようにした方が良いでしょう。

■ 学力が伸びなくなったら

受験勉強をしていけば最初は順調に学力の伸びを感じるかもしれませんが、段々と伸びない時期がやってきます。それは高原化現象(プラトー現象)というもので誰にもおきる停滞期になっています。良く考えれば当たり前のことですが、最初は「新しい知識を覚える」だけで良かったのですが、次第に「新しい知識を覚える」+「既習事項を復習する」ようになる。そのため、受験勉強を進めれば進めるほど壁にぶつかります。ただ、「学力の定着」による復習量の減少や全範囲を終えた後は「既習事項を復習」だけになり一気に学習の負担は減る。それが高原化現象(プラトー現象)を抜け出し、一気に学力が向上する瞬間です。そして、学力的な素質はあるにも関わらず、すぐに諦めてしまう中高生は非常に多い様に感じます。

そのため、まずは勉強の壁にぶつかるまで勉強することが大事に思えます。

順調に学力が伸びていれば問題がありませんが、なかなか学力が伸びないと悩んでいる場合は1度本気で受験勉強に取り組んでください。昔なら1ヵ月間だったのですが、最近は続かない子も増えてきたので2週間を期限に本気になって取り組みましょう。例えば、「塾が開いている時間帯は勉強時間に使う(学校が終わり次第など)」「勉強中に居眠りをしない」「携帯電話は必要最低限の使用」「遅刻や欠席をしない」など受験勉強中心に行動をしてみてください。これは大学受験生が追い込み気にかければ誰もができていることなので、それを早い段階からできるようにすれば良いだけです。もちろん、部活動などがあると言っている場合でも部活動と勉強の間にある時間を上手く活用すれば良いだけです。一見すると難しいことを言っているようですが、受験勉強は1日開けると既習事項を取り戻すために時間がかかります。それが2~3日開けると更に大変になります。そのため、学力が伸びていない受験生の多くは計画的に勉強が出来ていないことが多い。そのため、学力を上げては下げてを繰り返しているから伸びないだけです。

一見すれば大変なことですが、勉強を習慣化すれば難しくはありません。簡単に現状の学力で諦めるのではなく、とりあえず壁にぶつかるまで取り組んでみましょう。そして、壁にぶつかって時間がかかるなら取り組みを変えれば良いだけです。

■ 時間的な問題で諦めることが悔しい

受験勉強では時間的な制約は避けられない問題にあります。そのため、入試直前で学力が急上昇する受験生がいます。あと1~2ヵ月早ければ志望校も変わった可能性も否定できません。そのため、受験勉強は早めから取り組んだ方が良いのは間違いがありません。特に高校3年生の段階で受験勉強をしていない場合は早めに取り組みましょう。そうすることで、結果が大きく変わる可能性はあります。

中学生の場合は私立高校の受験先は12月頃、公立高校は1月頃にある程度は確定していきます。その後に、どれだけ学力が伸びても志望校の変更はないでしょう。また、大学受験の場合は志望校を後回しにしても国公立大学の勉強方法と私立大学の勉強方法では違います。そのため、動き出しが遅いと合格する可能性が一気に下がっているかもしれません。どちらにせよ、早めに取り組んでいきましょう。

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