■ 不思議な入試方式
理系の女性比率を高めたい大学が女子推薦枠を導入して性別による制限された入試方式が導入をされています。この様な入試が実施されると中学でも習う憲法14条の「すべての国民が法の下に平等であることを保障し、人種、信条、性別、社会的身分、門地による差別を禁止する」とした基本的人権の根幹が崩れてしまう気がします。専門家がいる大学でも導入されていることで「法の下の平等」には反していないということなのでしょうか?しかし、これが認められるなら医学部入試で多浪生や女性を減点したことが正当だと判断されます。なぜなら、皮膚科・眼科・麻酔科・小児科などは女性の割合が高いのに対して内科系、外科系、泌尿器科、脳神経外科、整形外科は女性が少ない状態にあります。当直やオンコールがある科を避けている傾向はあります。そのため、どの科も志望者が均等にするために男性推薦枠をつくれば反対があります。また、就職試験においても男女雇用機会均等法により男女に採用や給与や待遇の格差は認められていませんが、もっともらしい理由をつければ問題ないと判断されるのでしょうか?
大前提として、女子の理系希望者を増やさない状態で別枠の入試をつくってしまたのが間違いになります。なぜ、女子の理系希望者が少ないのかを分析して対策すべきではないでしょうか?最近は企業と連携することや実学を重視する教育を増やしてはいますが、その答えが女子枠なのでしょうか?また、女子枠を増やすためには男性教授陣を減らして女性教授(研究者)に代えれば良いのではないでしょうか?そうすると、女性も活躍できる場と考えれば志望者も増えるかもしれません。もし、そうなると恐らく女子枠入試を認めた人たちも自分の首がかかると反発するでしょう。結局、あまり適切な入試方式とは思えないのが事実です。
■ 公平な入試が一番納得できる
受験勉強を頑張っている受験生を見ていると公平な入試を受けさせてあげたいと感じます。もちろん、完全な公平な入試が難しいのはわかっています。もし、なぜか共通テストの本番だけ点数が悪い時もあるでしょう。その日に体調不良になっていることもあります。しかし、他の受験生も同じ条件であるからこそ納得できる部分はあります。
その意味では、指定校推薦入試も総合選抜型入試も好きになれない面はあります。どちらも、受験勉強に比べれば明らかに負担が少ないため腑に落ちないことがあります。せめて、どの入試方式も年明けに実施すれば良いのですが、そうすれば学力の不安はなくなると思うのですが…。どちらにせよ、入試方式を変に増やして一般選抜入試の枠を減らしたり、入試方式で複数受験する課金ゲームのような入試が当たり前にならずに、頑張った受験生が一番良い結果になるようになって欲しいものです。そのため、一般選抜入試の結果が一番公平であり、納得できるものになるのでしょう。

