オープンキャンパスに参加する意味はあるのか?

■ オープンキャンパスで好印象は本当に正しいのか?

オープンキャンパスに参加する意味は、「進学後のミスマッチを防止する」「学校の施設や雰囲気を知ることが出来る」「通学経路を確認できる」「先輩の話を直接聞ける」「入試や面接準備のため」などの理由があります。そのため、高校1年生から夏季課題にオープンキャンパスに参加することを宿題にしいる場合もあれば、高校だけでなく大学のオープンキャンパスに保護者も同伴することが増えています。まるで、「志望校のオープンキャンパス参加は絶対的なもの」となっているのですが、本当にオープンキャンパスに参加することで志望校を決めて良いのでしょうか?

まず、高校でも大学でもオープンキャンパスでは好印象を抱かせるために華やかに見せています。そのため、オープンキャンパスの印象やパンフレットの印象だけで本当の学校を知ることが出来ません。なぜなら、オープンキャンパスやパンフレットの印象だけでは考えれば難関大学より中堅私立大学や専門学校の方が好印象を受けてしまいます。また、見た目が良ければ印象が良くなることから私立高校や大学では施設を綺麗にしている場合があります。もちろん、オープンキャンパスで接する先輩は「選ばれた生徒」「自ら参加して生徒」など色々な生徒がいますが平均的な生徒ではないでしょう。

では、オープンキャンパスに参加するなら何を目的にすべきかと言えば、自分自身がその学校に通う姿をイメージできるかどうかになります。例えば、通学距離など毎日通えるか、どの様な授業を受けることが出来るのか、部活動はどんなものがあるのか、施設は満足できるか、卒業後の進路はどうなるのか等の具体的な内容を知ることです。正直、それでも本当の姿を見つけることは難しいかもしれませんが、「少なくとも1つは何かを絞って確認する」「他校との比較のための材料を見つける」ことが大事です。それが必ずしも正確に見抜けるとは言いませんが、オープンキャンパスに参加することで意識が変わることがあります。

ただし、色々な視点から多角的に考えて学校選びは大事になります。

■ 本当の姿を見つけるには?

高校や大学の本当の姿を見たければオープンキャンパス日以外の学校生活をしている雰囲気を知る必要がある。ある専門学校の広報担当に「パンフレットや説明でも他校とそれほど変わらない内容ですが何を基準にすれば良いのですか?」と質問した際に「アポなしで良いので普段の授業の日に学校に来てください」と言われたことがあります。確かに、普段の授業姿を見ることができれば本当の姿を見ることが出来るでしょう。実際に、別の目的で同じ系統の専門学校を2校訪れた際に、A校では「生徒が立ち止まって挨拶をする」「エレベータを待っていたら下から乗ってきた生徒が挨拶をして譲ってくれた(お礼を言って先に乗ってかまわないからと伝えました)。一方で、B校は在校生とすれ違っても挨拶も会釈もありませんでした。そうすると、A校の方が厳しく来客対応が教えられていることがわかりますが、B校は専門学校として緩い気がします。でも、生徒にとってはA校は厳しすぎると感じるかもしれません。

この様に普段の学生の行動や授業光景を見ることが出来れば学校の様子は理解できるでしょう。ただ、高校の場合は急な学校案内ができない場合も多く、中学生も授業の場合もあります。そのため、学生の雰囲気をつかむためには登校時間の生徒を見るのが良いかもしれません。特に、遅刻直前の光景はある意味で学校の日常姿かもしれません。例えば、ある程度の進学校の生徒達ですが「道を広がって歩いている」「小学生が横切りたいのに誰も通してあげない」などの光景がありましたが、生徒より注意できない先生(注意しようとしない先生)ばかりなのかな?と感じてしまいます。もちろん、それが1部の生徒の可能性もあれば、1回限りの出来事の可能性があります(私の場合は何回も見ているからそうなんでしょうが)。ただ、これも生徒によって合う合わないは出るかもしれませんが。

■ 国公立の宣伝は下手

国公立大学や公立高校などはオープンキャンパスにしてもパンフレットにしても私立大学(高校)よりも見劣りすることが多いのではないでしょうか。そのため、単純にオープンキャンパスやパンフレットで学校選びをすることは危険と言えます。なぜなら、広報活動に費やしている予算規模がまったく違います。特に公立高校と私立高校で比べればわかりやすいのですが、ホームページは最近は大分良くはなってきていますがパンフレットは未だにページ数や内容で明らかな差があります。それは当たり前ですが私立高校の方が専属の広報部員が在籍していたり、パンフレット制作費も雲泥の差があります。ただ、広報活動が積極的であればあるほど在校生が支払っている授業料から使用しているだけなのですが。

どちらにせよ、国公立大学や公立高校は広報活動が下手です(*予算に差があり過ぎる)。ただ、だからと言って学校生活にも同じような差があるというわけではありません。そのため、見た目の華やかさだけで志望校を決めるのは危険に思えます。

以上のことから、オープンキャンパスは他校と比較検討する材料の1つと言えます。本当は、目的を持って参加することが1番かもしれませんが、受験の意識を高める方法としては有効です。その際には何校か参加して比較することを忘れないようにしましょう。

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