『英語長文PREMIUM問題集 Standard』の基本情報
出版社 | 東進ブックス |
価 格 | 1,430円 (税込) |
難易度 | 共通テストレベル |
目 的 | 共通テスト・日東駒専・産近甲龍 |
期 間 | 2ヵ月~4ヵ月 |
『英語長文PREMIUM問題集 Standard』について
共通テスト(センター試験)や中堅私大レベルと同等またはそれよりも少し難易度の高い有名私大などを意識した英語長文が全20題収録されている。問題構成は、問題文→設問→解答・解説→構造分析/和訳(+語句リスト)というシンプルな見開き構成で展開で読みやすい問題集である。ただ、外部試験を意識した4技能や英検の設問を意識しなくても良いと感じる。
『英語長文PREMIUM問題集 Standard』が適した受験層は?
共通テストや中堅私立大学レベル程度の難易度と思って問題に取り組んだら失敗する。求められる語彙力は、MARCHや関関同立レベルの語彙力が必要となる。そのため、共通テストで75点以上は採れる受験生ではないと難しく感じる。
そのため、Standardと書いているが初期に取り組む長文の問題集ではない。
『英語長文PREMIUM問題集 Standard』の活用方法は?
良い点は、問題文の内容が難関大学でも出題されるような内容の問題が多い。共通テスト(センター試験)や中堅私立大学では英語長文の文章自体の内容が平易な文が多く、繰り返し問題を解いても難関大学の長文を読む力が育成されない。そのため、文章の内容が難関大学受験の準備にはちょうど良い。また、英文量も多すぎることはないため無理なく進めることができる。ただ、メイン教材よりサブ教材として使用した方が良い。
SVOなどは説明され、長文構図のポイントは押さえられているが、詳細な長文解説はされていない。そもそも、1冊で20冊が掲載されているため解説は詳しくできない。ただ、この問題集を取り組む学力層であれば、詳細な解説は不要な場合が多いため英文を読むために特化した問題集と考えれば良い。
問題点は、設問の質が良くない場合がある…解説もポイントだけのため、正直、変な問題があると感じてしまう。そのため、この参考書は長文読解をするための教材と考え、そこまで問題の正誤を意識する必要はない。
『英語長文PREMIUM問題集 Standard』で知識を深める
英文の質は良いため、購入を優先する必要はないが時間があれば取り組みたい教材である。実際、過去問演習と並行して問題を解かせており、英文の構図を見直すのに役立つ教材でもある。
類似の問題集では、『英語長文レベル別問題集 5上級編』 (東進ブックス レベル別問題集シリーズ) と並行して取り組んでも良い教材である。
類似レベルの問題集