よく、これだけ勉強をしているが伸びないと悩んでいる受験生から相談される。
ただし、これらの受験生の多くは勉強に対する姿勢が問題である場合が多い。
よく、問題になるのは勉強に対する取り組み方である。
例えば、腕枕しながら暗記したり、演習問題を解いている受験生をよく見る。あるいは、問題演習の途中で中座する受験生もいる。
この様な受験生は学力が伸びるのに時間がかかって当たり前である…それなのに伸びないで悩み文句を言う…
先ほど述べた行動を本番でするかと言われればしないでしょう、もっと緊張感がある状態です。
問題になるのは、普段から受験を意識して勉強に取り組んでいる受験生と、ただ勉強している受験生では学力の差が広がることです。
ある時、問題演習中に大問Ⅰを終わった後に中座して睡眠学習に入った受験生がいました。しばらく睡眠した後に続きをやり始めました…。敢えて、最後まで問題を解かせてから、問題演習の途中で寝ていたらアカンことを注意したら、「眠いから仕方がないやん」との返しでした…。
さて、このエピソードを聞いたら人は全員が思うでしょうが、受験は成功しないだろうと…
問題演習を取り組ませている段階で時間を含めて実力を養成しようとするのだが、結局、ただ問題を解いているだけで終わっている…。
そのため普段から本番を意識した学習をすれば学力は伸びやすいと言える
入試は合格最低点以上をとれば良いのである。まぐれでも勘でも構わない。
その中で、模試問題をした場合に記号問題やまとめ問題などを空白で提出する受験生が多い。
まず、言いたいのが本番なら何も記入して出さないのに、なぜ模試は空白で終わらせるのかである。
問い詰められた受験生の多くがわからなかったと答えるのだが…
でも、あなたは答えを書いている所は全問正解ではないでしょ、問題なのは足掻かず淡白になっている点が問題である。
実際、何も書かずに提出する場合より、何かを書いて提出する受験生の方が伸びるのが早い。
もちろん、勘で正解したことは自分がわかっているのだから見直しすれば良い。ただ、1点でも多く点数を採るという意識の欠如が受験では不要である。
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時間を意識しない受験生が多いが、自分がどれくらいの量ができるかを知るためには普段から時間を測りながら問題を解くべきである。
もちろん、演習問題の段階では目標時間を超えても問題を解いても良いが、一番大事なのは時間を測ることで、自分のスピードを知ることである。
慣れてくれば、500字長文なら〇〇分で、800字長文なら〇〇分かかると目安ができ勉強の計画を立てやすくなる。
日本史の様に語句を問う問題であればできない可能性があるが、英文の抜き出しや和訳、英作などは間違っても良いから問題を解くことが大事である。
問題を解いている時の思考が見直しをするときに効果を発揮する。ただ、空欄にして答えを見ただけの受験生はわかったつもりではいるが、実際のところは理解も覚えもしていない場合が多い。
現状、志望校がA判定やB判定ならわかるが、C判定以下の受験生が勉強以外のことに気をとられてどうする?
自分は頑張っていると言うが、他の受験生も同じように頑張っている。
無理だというが、文句を言う時間に勉強すれば学力は伸びる。
そう、受験勉強は視点を変え、行動を変えれば学力を伸ばすことは簡単である。
プロのスポーツ選手は才能がある1部しかなれないが、難関大学に合格できるのは普通の人でもなれる。ただ、そのために勉強時間を費やす必要がある。
正しいやり方をすれば学力を伸ばせるから、頑張って欲しいものだ
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