出版社 | 水王舎 |
価 格 | 660円(税込み) |
難易度 | 共通テスト基礎~共通テスト |
ページ | 149ページ |
![]() | 価格:660円 |
大学入試に頻出の漢字を精選しており、漢字問題・記述問題の基礎に十分なレベル。例文・意味付きなので、用法まで覚えられる。著者は現代文で有名な出口 汪さんにより編集されている。短期間で必要最低限の漢字を覚えるための参考書である。
『銀の漢字』は高校1年生から使用することができます。対象は、漢字が苦手・現代文読解が苦手な受験生に適した教材になります。
漢字の勉強に関しては、学校で漢字の参考書を購入している場合は、それを使用しても問題ない。
ただし、繰り返し復習できるかどうかが問題である。
漢字の学習も繰り返し学習する必要があるが、語彙力不足の受験生が最初からページ数の多い参考書に取り組むことは効果がない。それより、漢字が苦手・現代文が苦手な受験生にとっては『銀の漢字』を最初に学習する方が良い。
はっきり言って、『銀の漢字』は文字が大きくページ数は少ない。そのため、中堅私大程度なら十分であるが、難関大学や共通テスト対策としては物足りたいのも事実である。そのため、受験用の基礎として『銀の漢字』を使用するため早い段階で取り組んでほしい。その後に、『金の漢字』をすれば難関大学対策も完成する。
漢字は「読み」と「書き」が必要であるが、漢字の意味も覚える必要である。
「読み」は問題として出題されることは稀であるが、同音異義語などで出題されるので漢字が読めないと問題が解けない。また、書きに関しては漢字を学ぶ学習の基本であるため必要であるが、ここまでは中学生までも一緒である。
ただ、高校生で意識する必要があるのは意味が解っているかどうかである。
漢字の意味は評論を読むために必要な知識であるため、早い段階から漢字に取り組む方が良い理由が、ここにある。学校によっては評論用語集を購入させている場合もあるが、これに取り組む時間があるなら別の勉強をした方が良い。なぜなら、『銀の漢字』程度の内容の漢字を早い段階で固めれば、評論文を多く読める。実践を通して、評論用語を覚えていく方が効果的である。
難関大学であれば、漢字検定2級を持っていても受験で活用できる場面はない。もちろん、2級を合格しておけば大学受験の漢字は圧倒的有利になる。ただし、漢検は漢字を覚えるを優先しているため、評論文から漢字を覚えるわけではない。そのため、『銀の漢字』を優先して学習していけば受験に必要な語彙力を増やすことに直結する。ただし、繰り返し学習することを忘れないこと。
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