担任からドッキング判定があるから記述模試を受験する様に勧められたけど、受験しなくてはいけないか問い合わせが来た。
結論から言えば、私大受験者に記述模試は不要のため受験しなくて良いと伝えた。
そもそも、共通テストマーク模試は1月の共通テストに対応しているに対して、国公立大学の2次試験が記述模試で対応している。そのため国公立大学受験者は受験する意味があるが、私大受験者は大して効果がない。
それでも、学校の先生は何も考えず安易に模試の受験を勧めることがあるが、重要なのは模試を受験している時間を勉強した方が私大受験者にとって重要である。
国公立大学は前期入試と後期入試があるが、問題形式が違うことが多く年1回分の過去問演習しかできない。つまり、過去3年分を取り組んだ際に3回しかできない。
そのため、出題形式が違っても記述模試で対応するしかなく、和訳・英作の採点基準を学習するためには積極的に受験する意味がある。
一方で、私大入試は一般入試で複数回実施されており、年間で4~6題の過去も過去問演習ができることになる。つまり、過去3年分を取り組む際に12~18回の過去問演習ができる。これだけの量ができるなら、わざわざ出題形式が違う記述模試を受験する意味はない。
従来のセンター試験であれば私大入試と共通する点が多く、私大希望者でも第3回模試ぐらいまで受験をさせていた。ただ、共通テストに代わってから問題形式が私大と乖離しているため判定が当てにならないと感じている。
共通テストに代わり、最も悪影響がでたのは英語かもしれない。読まなくてはいけない英文量は増えた印象が強いが、文章の難易度が下がった。設問の答え方が面倒になったが、慣れれば難しくない。
もともと、センター試験で高得点が採れても難関私大では語彙力不足で対応ができていなかった。そのため、より難易度が下がった共通テストのリーディングでは私大入試の判定が正確に出るかが疑問に感じる。
結果、私大入試は過去問演習で実力を試せば十分であり、無理に模試を受ける必要御ない。模試は外部試験慣れで使用したらよいが、今年度は外部試験もないのがつらいことである。
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