出版社 | Z会出版 |
価 格 | 1,100円 |
難易度 | MARCH・関関同立・国公立大学 |
ページ | 192ページ |
センター試験基礎レベル~難関国公私立の大学入試に対応できるレベルまで無理なく長文読解の力を高めていくことができる参考書されている。
500字~800字程度の長文が掲載されているが、語彙力は必要である。出題されている英文で使用されている単語は難易度が高い。そのため、センター試験(共通テスト)~難関国公立大学・難関私立大学レベルと書いてあるが、共通テストレベルの実力しかない場合は取り組まない方が良い。語彙力は、最低でも『英単語ターゲット1900』・『英熟語ターゲット1000』は終わっている方が良い。
『合格へ導く 英語長文Rise 読解演習 3. 標準~難関編』に取り組む場合は語彙力があった方が効果的な学習ができる。そのため、共通テスト程度の内容が読めるだけのレベルでは、この教材に取り組んだ場合に挫折する可能背が高い。
英文の内容自体は評論が多く、しっかりした文章である。そのため、難関大学に対応した教材であるといえる。一方で、共通テスト程度の学力層が取り組むには内容が重たすぎる。
英文自体の内容が読めたとしても、細かい点が難易度が高い箇所がある。簡単な単語でも普段と違う意味で訳す必要があり、語彙力を増やす点では良い教材であるが、英文に慣れるという点では難しい内容である。
設問自体の難易度もバラツキがあるため、ある程度の英文が読める受験生でないと取り組んでも効果が発揮しない。一方で、国公立対策としては、しっかりと英文を読む必要があるため和訳などで答える学習になるため効果がある。
私大受験者で記述式がない難関大学を受験希望している場合は、『合格へ導く 英語長文Rise 読解演習 3. 標準~難関編』に取り組む前に、『関西大学の英語』で800字程度の長文に慣れておいた方が良い。
問題集を購入する際に難しいのは問題数が多ければ解説はポイントだけであり、解説が多ければ問題集が少ない場合が多いです。その辺りのバランスが難しい所ですが、『合格へ導く英語長文Rise読解演習3. 標準~難関編』は問題数が15題掲載されているため、長文を読むことに重視した問題集であるため、ある程度の学力がないと効果が発揮しません。
全訳は書いているけど、文構図の解説に関しては、パラグラフごとに1部程度しかしていない。そのため、ある程度英文解釈ができるならポイントが抑えれれていてわかりやすい教材である。
![]() |
長文の難易度が上がっていくと派生語や単語の意味を複数知る必要がある。そうしないと適切な訳ができない場合もある。また、場合によっては精読ではなく、意訳した方がわかりやすい場合もある。
この教材では、長文読解を通して上記の内容を学習することができる。特に、国公立入試では和訳がある大学の練習に丁度良いレベルである。
この問題集は比較的難易度が高いため、難しと思った場合は一旦手を引くのも有効である。難関大学に合格するためには類似の問題集を数冊した方が良いため、この1冊に拘って時間をかけない方が良い。あくまで、この問題ができる実力がついた際に取り組むべきである。
教員が全訳を確認しながらポイントを押さえてくれる方が望ましいが、自分自身で勉強をしなくてはいけない場合は、2~3回は問題を解いた方が良い。要は、読解のポイントが落とし込めているかを2~3回演習して確認する必要がある。
解説のポイントを読む際に、文の形を意識する(文型・関係代名詞・並列・接続詞など)ようにしよう。そうすることで英文解釈の力がつく。
スポンサーリンク