大学受験の勉強を始める時期を考える

難関大学合格を考える

ある程度の難易度がある国公立大学を希望している場合は早めに受験勉強に取り組む必要があります。なぜなら、科目数が多い中で2次試験や私大対策も必要になるため早めに取り組む必要があります。もちろん、学力水準や高校での取り組み(国公立大学を意識した授業をしているコースなど)によって変わってきますが、目安として高校2年生4月~8月ぐらいから受験勉強を開始する方が良いでしょう。まずは、英語・数学を中心に学習していきながら取り組む科目を増やしていきます(文系なら現代文も)。そうすることで、国公立大学を狙いながら私大も一定レベルの大学に合格できるでしょう。

もちろん、高校3年生から開始しても間に合う場合もあれば、高校1年生から開始しても間に合わない場合があります。ただ、高校2年生4月~8月ぐらいから開始すれば、英語・数学で高校3年生になる前にある程度の学力がつけることができるからです。ただ、部活動が忙しい・学校行事が多い(練習が多い)・勉強時間が少ない等のことがあれば、その分だけ勉強時間が減るので早めに対策するか効率的に対策する必要があります(*進学校であれば高校2年生冬に部活動引退など勉強中心になる時間が早い)。

以上のことから、国公立大学を志望す場合は時期が早ければ早いほど合格率が変わってきます。また、受験勉強を開始する時期が早くても追い込み期に勉強時間を確保できなければ、その分だけ合格率は下がります。

関関同立レベルの難関私大を狙う場合は、在籍している高校の学力によって受験勉強を開始する時期が変わってきます。高校の学力が高ければ高いほど、中学時代にしっかりと勉強していたことから基礎学力があることがわかります。この基礎学力が高いと大学受験勉強の内容も比較的早く身についていきます。

例えば、高校3年生段階であって「be動詞がわからない」「平安時代、鎌倉時代、室町時代、江戸時代を時代順に並び変えられない」「漢字がまったくできない」ということがあります。関西大学であれば日本史で地図問題で中尊寺金色堂の場所を地図から選ぶような問題がありますが、岩手県にあるのは知っていますが地図で岩手県がわからないということがあります。

そのため、学力がないと想定した場合は高校2年生夏~冬の期間に始める方が良いでしょう。一方で、公立高校のC問題レベルの学力があるなら高校3年生GW程度から始めても間に合うケースがあります。もちろん、高校でどれくらい学力が定着しているか、どのタイミングで本格的に学習できるかによって変わってきます。あくまで目安として考えてください。

実際に、志望校の判定がE判定であり過去問を解いたこともない(初めての過去問は50%程度の得点率)という状態で1月3日から急遽受験勉強を開始して1ヵ月間で合格した場合もあります。ただ、これはレアケースであり、基本的に現状の学力の高さと本格的に受験勉強ができるかの状況次第で開始時期が変わります。ただ、早めに受験勉強を始めた方が修正しながら学習できるので合格率は上がります。

結果、受験勉強は早めに取り組んだ方が合格率が上がります。また、中学時代の基礎学力の有無と高校での取り組みが重要になることは知っておく方が良いでしょう。

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