出版社 | 旺文社 |
価 格 | 1,250円 + 税 |
難易度 | 共通テスト基礎~共通テスト |
ページ | 148ページ |
1日1題の長文問題を解くことで、「精読」「パラグラフ・リーディング」「速読」の力すべてをバランスよく伸ばすように構成されています。語彙力で言えば、『データーベース3000(DateBase3000)』程度の語彙力があれば十分読むことができます。たた、表紙で書かれている様に共通テスト高得点というよりは、共通テスト基礎レベルの難易度と考えた方が良いでしょう。
『短期で攻める スピード英語長文 Level 2』を取り組む前に、Level1を取り組んだ方が良い。
・大学受験の参考書を評価(英語長文編)『スピード英語長文 Level 1』は英語の基礎を固める教材
Level1からLevel2へ難易度を上げても、指導していく立場からすれば語彙力の面で苦しんでいることが少なかった。そのため、Level1・Level2をセットで使うことで学習効果を高めることが期待できる。
共通テストも前半と後半で長文読解の難易度が変わります。当然、評論文や随筆などは文章が難易度が上がります。そのため、本書は共通テストの300字~500字の英文が掲載されており、共通テスト高得点を期待するのは難しい。むしろ、共通テストの基礎固めに役立つ教材である。そのため、中堅私大対策としては心許なく、Fランク程度の入試問題に対応している。
300字~500字程度の英文では文章が大きく転換されることは無いため、パラグラフリーディングより意識するのは文構図の理解である。level1に比べて、ややこしい文構図が増えており、1つづつ理解していく方が効果的である。
特に意識して欲しいのは主語(S)、動詞(V)、目的語(O)である。これぐらいの難易度の文章であれば複雑になっていないため今の内から関係を理解しておこう。
難関大学では、文構図が複雑であるため、SVOをいつの間にか見失っている場合が多い。それを防ぐためにも、このレベルの英文で対応するようにしておこう。
まず、速読を不安に感じている受験生も多いですが、大前提に英文自体を和訳できますか?ある程度和訳ができているが、読む速度が遅い場合は速読を意識する必要があるかもしれません。逆に訳せない受験生は速読を意識するレベルではありません。
速読をしていくためには、英文を読んでいくだけで早くなるのですが、短期間で早く読みたいならば音読が効果的です。時間を測りながら3回以上は音読をしましょう。そして、次の日も同じ長文を3回音読します。それで、時間が縮まっていれば次の長文へ、縮まっていなければ再び繰り返してください。
ただ、速読をしたいだけなら1日1題は英文を読んでいれば次第に早くなっていきます。