出版社 | 東進ブックス |
価 格 | 945円 |
難易度 | 共通テスト基礎レベル |
ページ | 133ページ |
高校1年生から共通テスト基礎レベルまでに対応した長文演習問題である。高校1年生程度であっても長文の演習問題ができる内容になっています。語彙力も『データーベース3000』の中でもLev1~Lev4程度で問題を解いていくことも可能です。そのため、早い段階から取り組める長文読解の問題集として重宝しています。
長文読解で難しい点は、関係代名詞の省略や現在分詞・過去分詞、不定詞などである。本書は、求められる語彙力は高くはないが、基本的な文法の力が試される長文が段階的に出題されます。そのため、一つ一つを意識していけば読解力が身につくことができます。
共通テスト対策としては『英語長文レベル別問題集 3 標準編』する場合もありますが、やはり準備段階の問題集であることは否めません。むしろ、受験勉強を始めてから1ヵ月~3ヵ月程度の間で取り組める内容になっています。ただし、共通テストの前半部分は難易度が高くないので、本書をある程度理解すれば取り組めるようになるでしょう。そのため、共通テストを高得点とるにしても、まずは本書レベルの問題は解けるようにしましょう。
本書の使いやすさは、文型を理解するための教材としては優秀な点です。問題集の難易度が上がった場合は、1つ1つにSVOCが書かれていることはありません。そのため、本書を学習する段階で文型を理解しておくことが求められます。問題の正答率より、SVOCが理解できているかが最重要です。
本書を1回だけ学習したのでは、本当に理解しているか確認できないので、少なくても2回は復習しよう。普段使用法は、問題演習(本文読解①)→教員の前で全訳(本文読解②)→解説を自分で読む(本文読解③)を一巡に指導しているため、これで3回本文を読んだことになる。しかし、自分で勉強する場合は2回しか本文が読めていないので、2週目をすることで4回本文を読むようにしよう。
高校1年生程度であっても無理なく本文が読める教材ですが、SVOC(文型)の基礎を固めることができる問題集です。この問題集が解けるかどうかで、指導方針を決めるほど基本的な内容が詰まった教材です。