出版社 | 東進ブックス |
価 格 | 本体762円+税 |
難易度 | 中学生・高校生1年レベル |
ページ数 | 133ページ |
中学生範囲の英文法を固めるには丁度良い教材である。英語が苦手な受験生や中学生の時に勉強をしていなかった高校生にとって適した問題集である。中学生範囲の英文法を固めることを目的にしているため、語彙力は中学生範囲を習得していれば十分である。例えば、『基本英単語・熟語ターゲット1100』程度の語彙力があれば問題は解ける。そのため、高校入学前や高校1年生でも取り組める問題集になる。
本書では、高校入試の問題が抜粋されているため中学生範囲の基礎固めには適した教材であり、『英文法レベル別問題集1 超基礎編』と並行して取り組くめば効果的な学習ができ、中学生範囲の英文法を完成させることができる。
英文法問題が躓いている高校生は、授業を聞いていても内容を理解することはできません(*単なる暗記としてだけ覚えている)。そのため、ますます英文法ができなくなり苦手分野のまま放置することになります。
そもそも、文型を理解していないレベル(*OやCが何かわからない)の高校生に分詞構文や不定詞を教えてできるようになると考える方がおかしい。
そのため、授業では軽視されている中学生範囲は本書を活用して早い段階で完成させるようにしよう。
本書のみを使用して学習する場合は2つの章毎に学習するようにしよう。多すぎても負担が重たくなるし、少なすぎては定着するまでに時間がかかる。一方で、『英文法レベル別問題集1 超基礎編』と並行して学習する場合は、同じ分野の章毎に学習しよう。1の動詞と2の動詞を勉強する様にすれば深く理解することができる。
ただ、1番肝心なのは繰り返し問題集を解いて定着させることである。
『英文法レベル別問題集 2基礎編』の学習が終えたからといって、何も文法問題が完成したわけではなく、単に中学生範囲の学習を終えただけである。ただ、この段階の英文法がわからないと大学入試対策はできないのでスタートラインに立っただけだと考えておこう。
本書を終了後は、『スクランブル英文法・語法Basic』を解いても問題はない。
中学生範囲の英文法を固めるための教材であり、早い段階で覚えるべき内容である。繰り返し学習することで、知識を定着させることが大事。