出版社 | 東進ブックス |
価 格 | 本体900円+税 |
難易度 | 共通テストレベル |
ページ数 | 153ページ |
共通テスト~日東駒専・産近甲龍までの英文読解対策ができる問題集になります。 『データーベース3000(DateBase3000』程度の語彙力だけでなく、『英単語ターゲット1900』を学習しているレベルである必要がある。
『英語長文レベル別問題集 4中級編』は本文の内容の難易度が高くなり、語彙力だけでなく文章自体が堅い内容が増えている(*大学入試レベルの評論文に近づいた問題)。そのため、ワンランク下の『英語長文レベル別問題集 3標準編』nの次に取り組む内容の問題集ではない。共通テストの大問Ⅴ・大問Ⅵに対応するための問題集と位置づけよう。
長文読解を始めた頃から文型を意識していれば、本書を取り扱いう時期には、ほぼ完成した状態になっている。ただ、まだ完成していない場合は文型が正しいかを確認しながら読解して欲しい。
文型と並行して意識しなくてはいけないのが、パラグラフを読み解く力である。簡単な英文であれば、ストーリーの展開が少ないが、本書レベルの問題集からストーリーが展開されることが増えてくる。そのため、パラグラフリーディングを今まで以上に意識する必要がある。
指導中によくやるのが、全訳が終わった後に「結局は何の話をしていたのか?」と聞いた際に、日本語で要約できるかどうかがパラグラフを読めてるかどうかの判断になります。
これまでの問題集では、正直語彙力が不足している状態でも文章が読めることが多く大意をつかみやすい内容のため単語学習を甘く見る傾向が強い。そのため、本書を読んだ際に読解が全くできない場合があります。そこで、英単語学習をやり直せる受験生は学力が伸びる傾向にあるが、やり直さない受験生にとっては、このレベルの問題集の壁を越えられなくなります。