大学合格者数の錯角
高校選びの際に保護者が気にする点に進路実績があります。学校のHPを見れば進路結果が掲載されているため、進路実績に関して確認できますが必要な情報が手に入らないことが多い。なぜなら、合格者数が掲載されていても進路先数(実人数)が掲載されていないことが多いからです。例えば、1度の試験で併願(*高得点方式、学部内併願など)すれば合格数が3に増えることがあります。そのため、合格者数が多くても、わかりづらい場合があります。
ある高校の資料を見ていたら、国公立大学と関関同立の合格者数を卒業生数で割った場合に約140%程度になります。そのため、合格者数だけ見れば〇〇高校に進学すれば国公立大学か関関同立に現役で進学できると考えるかもしれません。しかし、国公立大学と関関同立の進学者数を卒業生数で割った場合に約60%まで落ち込みます。もちろん、この数値は十分立派ですが「〇〇高校に進学すれば大丈夫」から「〇〇高校で平均以上とらないといけない」と意味が変わります。
そのため、大学合格者数の多さからだけでは簡単に高校の受験指導力の有無を判断することはできません。これが、私立高校になるとコース毎や中高一貫によって大きく異なるといえます。そもそも、国公立大学や関関同立の合格者数が多い高校は「学力が高い高校」「生徒数が多い高校」になるため、合格者数だけでは比較ができません。進路結果の様式を統一すれば一番早いのですが…。
結果、学力の高い高校へ進学すれば進路実績は高くなるのは当然ですが、高校に入学さえすれば進路は大丈夫と考えない方が良いかもしれないでしょう。

