• 受験に必要な知識や参考書の評価を公開

大学受験奮闘記vol.02

七夕に願ってみよう

土砂降りの雨の中、服やカバンを濡らしながら移動するのは面倒で、靴下が濡れている状態で勉強を教えることは非常に不快に感じ心は弾まない状態になる。受験が近づいてくると日付の感覚がなくなってくるが、よく考えれば七夕だから「天気よくなれ~」「学力上がれ~」と願えばよかったのかなと帰りに思ってしまった。

 

覚えることに疲れ始める時期が到来

受験勉強を始めた頃は、新しいことを覚えていくだけなので以外に意欲的に取り組むことができる。暗記量が増えると、自分の学力が上がっていることを実感できるから更に勉強できるという好循環が生まれる。しかし、受験勉強を本格的に初めて1~3ヵ月の間に訪れる1つ目の山が現れる。覚えたことを忘れないように復習しながら新しいことを覚えていく必要があることである。当たり前の話であるが、復習を続けない限り忘れていってしまう。勉強が進めば進むほど復習しなくてはいけない(繰り返し学習)範囲が増えてしまい、新しい範囲を覚える余裕がなくなる。そのため、この時期に入った受験生は、学習意欲が低下する傾向がでてくる。案の定、ここまで順調に進めてきた子が急激な学習意欲の低下と現実逃避の方向へ向かっていた。最悪のケースは学力の低下であるため、少なくとも学力の現状維持を目的に復習を中心に取り組むことに変更した。

受験勉強を始めると、何回も壁にぶつかります。この壁にぶつかりながら学習を続けていると急激に学力が伸びます。偏差値10程度なら壁を乗り越えれば急に上がってくることがあります。

 

過去問演習の難問は無視しよう

難関私立大学の日本史Bには難問・奇問が存在します。わざわざ、難問・奇問の解答を覚える必要はありません。入試問題は73%程度採れば合格最低点は越えます(*数年前は70%程度で良かったんだが…)。例え、難問・奇問を落としても90%程度は採れます。そのため、優先すべきは基本的な内容を覚えてケアレスミスを失くすことです。半月前に平城京や平安京時代の説明をしていた子が過去問演習ができる段階まで成長をしてきた。実際の得点率が75%~85%の間で得点を採れるようになり入試レベルに夏休み前に到達することができた。この得点帯で安定しているのはケアレスミスがなくなったからである。そして、今は難問・奇問に思えて複数回出題されている語句や時代背景を中心に覚えて、得点率90%前後までもっていく学習方法に切り替えている。

共通テスト(センター試験)では、難問・奇問がなく満点を目指すことはできる(*ただし、模試では無意味な問題は出題されることがある)。一方で、難関私立大学では難問・奇問が出題されているが、それを覚える必要があるかどうかを判断する必要がある。これは、受験生では判断できないだけでなく、赤本の解答に難問と記載されていても数回出題されている語句もある。そのため誰かに確認してもらう必要があるが、もし身近に過去問に精通した教職員がいれば幸運と思ったら良い(*知っているかではなく入試問題に出題されているかを知っている教職員である)。

 

休みの日は休みにすべき?

休みの日の学習時間を確認したところ、遊びに行っていた子がいた。もちろん、全ての時間を勉強に費やすことは難しいのはわかる。もっとも、私自身が学生の頃は休みの日は10時間以上は余裕で勉強していたし、それを実践している子も多い。そのため、E判定から逆転合格を目指すには勉強時間は多い方が可能性が高まるのである。ただ、一番の問題は何も勉強せずに遊びだけで1日過ごしたことである。これから、体調不良などで勉強ができないこともある様に、実際は1日勉強しなかっただけで学力が大幅に変わることはない。問題になるのは、受験に対する意識が弱い点である。1日だけだから勉強しなくても良い=勉強からの現実逃避する手段である。受験は頑張った人間が結果を残してほしいと考えてしまう。そのため、あなたが努力していると思ってるかもしれないけど、全国の皆も努力していることに気が付けるかどうかである。次に会う時までに意欲を高める何かを考えなあかん…。

志望校がA判定や過去問演習で合格点を採っていれば勉強量を多少減らしても問題はない。ただ、実際には合格できる可能性が高まった受験生の方が勉強している。やはり、E判定の子は頭の片隅に無理だと思い込んでいる点がある。そういった意味でも、真っすぐ目標にむかっていける子は伸びやすい。よく、運動部が引退後に受験勉強で急激に伸びてくるのは、そのせいである。

 


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